製品安全教育DVDハンドブック(石油ストーブの事故)
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あらまし
ストーブの上に干した物が燃えるところでした。
解説
ストーブの近くに可燃物(ティッシュなど)をおくと、なにかの拍子に燃焼部や高熱部分に接触し火が付いて回りに燃え広がる事があります。
可燃物が接触して火災になる事故のうち、洗濯物がストーブの上に落ちる事例が多くあります。
ストーブの上部に洗濯物を干すと、きちんと洗濯ばさみで留めたつもりでも、ストーブが起こす上昇気流や、ドアの開閉により流入する空気の動きによって、乾いて軽くなった洗濯物が煽られ、ストーブの上に落ちて火が付きます。
このような落下の事故は、石油ストーブだけではなく、電気ストーブやガスストーブでも発生しています。
その他の石油ストーブの事故
カートリッジ式石油ストーブの火を消さずに灯油を給油した時、灯油が漏れ、燃焼部や高熱部分にかかって着火し火事になりました。
石油ストーブに誤ってガソリンを給油したために異常燃焼が発生して火災になりました。(農機具のエンジンには、ガソリンが使われているため、ガソリンを貯蔵している世帯があり、灯油タンクとガソリンタンクを取り違えることがあります)。
なお、2009年4月1日から消費生活用製品安全法が改正され、石油ストーブのカートリッジタンクを外すと消火する機能やカートリッジタンクのふたが確実に締まったことが分かるようなしくみと、ガソリン厳禁またはガソリン使用禁止、衣類乾燥厳禁の注意表示などが義務化されました。
話し合い
- 身近に同じような事故にあった人はいませんか?
- どんなことに気を付けたらいいでしょうか?
- ・燃えやすいものを近くに置かない。
- ・洗濯物をストーブの上に干さない。
- ・灯油とガソリンを間違えない。
- 室内にある燃えやすいものを挙げてみましょう。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
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TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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