製品安全教育DVDハンドブック(ヘアドライヤーの事故)
メニュー一覧
電気製品のコードの傷みに気を付けよう。
コードからの出火
概要
使用中のヘアドライヤーから火花が散って、手のひらにやけどを負った。
解説
使用時や収納時にコード根元を繰り返し曲げたり引っ張ったりしていたため、断線して火花が出たと推定されます。
注意ポイント
収納時、本体にコードを巻きつけないでください。また、コードは必ず伸ばして使いましょう。コードが屈曲を繰り返す部分では、断線が起きやすくなります。ヘアドライヤーは消費電力(W)が大きく、コードが断線した場合は、発火して危険です。
その他の事故
電気製品は、電源コードによる事故に注意が必要。
動きまわって使うものや、手に持って動かして使うものは、コードの屈曲による傷みが生じていることがある。
電気製品に電源コードを巻きつけて片付けたり、コードを引っ張って抜いたりすると、コードが断線して内部の芯線(銅線)が接触し発火する場合がある。
話し合うためのヒント
- 身近に同じような事故にあった人はいませんか?
- 電源コードが傷むような使い方は、どのような使い方でしょうか?
今使っている電気製品の電源コードを見てみましょう。
- 曲がったままのところはありませんか?
- 被覆(カバー) が破れていませんか?
- 焦げたように変色しているところはありませんか?
- 妙にフニャフニャしている部分はありませんか?
- 使っているうちに特に熱くなるところはありませんか?
- 電線をより合わせてつなぎ、ビニールテープで巻くような修理をしていませんか?
事故発生時の注意
- 電源コードから火花が散ったり火が出たりしたときは、電源プラグをコンセントから抜いてください。
- 電源プラグ付近が燃えているときは、配電盤のブレーカーを落としてください。慌てて触れるとやけどや感電をするおそれがありますので注意してください。
関連情報
電源コードに傷みがあった場合は、事業者や販売店など専門の業者に修理を依頼してください。また、被覆が破れていると、芯線同士が接触してショートするおそれがあります。
特に大きな電力量を必要とする電気製品では、発火の危険性が高くなります。
消費電力について
消費電力 (W) は製品に表示されています。また、次の式で計算できます。消費電力 = 電圧 × 電流
P (W) = E (V) × I (A)
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図