製品安全教育DVDハンドブック(ガスこんろの事故)
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あらまし
天ぷらを調理中に、目を離してしまい、煙が発生するところでした。
解説
天ぷら油は、強火で加熱すると約5~10分程度で自然発火する温度(370℃以上)に達します。
現在は、ガスこんろに天ぷら油の自動消火機能(調理油過熱防止装置)が付いており、なべの底の温度を測って、ある一定温度(250℃程度)になると消火したり、火の大きさを小さくします。しかし、なべの底がひどく汚れていたりすると、温度が正しく測れない場合があります。また、油の量が少ないと、すぐに油の温度が上昇します。その温度上昇スピードにセンサーがついていけず、自然発火温度に達して発火することもありますので、天ぷら調理中は目を離さないようにしてください。
ガスこんろの調理油過熱防止装置については、2口こんろの片側にしか付いていなかったものが、2008年10月1日から全口に調理油過熱防止装置の装着が義務化されました。しかし、規制以前の調理油過熱防止装置が付いていないこんろも多く使われていますので注意してください。また、IHこんろでも同じように火災になった事例があります。
その他のガスこんろの事故
- ガスこんろの近くに可燃物を置いていた可燃物に引火しました。
- ガスこんろの火が付かないので、ライターの火を近づけたところ、爆発しました。
- ガスこんろに近づきすぎたため、衣服に燃え移りました(着衣着火)。
話し合い
- 身近に同じような事故にあった人はいませんか?
- どんなことに気を付けたらいいでしょうか?
- ・こんろを使っている時は離れない。
- ・燃えやすいものを近くに置かない。
- ・火が付きやすい服装をしない。
- 台所にある燃えやすいものを挙げてみましょう。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
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TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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