バイオテクノロジー

NITE の共同事業の成果が実用化へ

公表日

平成27年6月1日

本件の概要

報道発表資料

発表日 平成27年6月1日
タイトル NITE の共同事業の成果が実用化へ
発表者名 独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター
資料の概要
  • NITE(ナイト)[独立行政法人 製品評価技術基盤機構 理事長:辰巳 敬、本所:東京 都渋谷区西原二丁目49 番10 号]が保有する微細藻類から、有用成分を高生産する株が 見いだされました。今後、スキンケア製品等の化粧品原料のサンプルとして、共同事業 先であるパナックアドバンス株式会社(以下「パナックアドバンス」という。)から提供 が開始されます。
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  • 1 . NITE が保有する微細藻類から保湿成分等に利用可能な細胞外多糖 (EPS:Extracellular PolySaccharide)を高生産する株が見つかり、スキンケア製 品等の化粧品原料として、微細藻類サンプルの提供が開始されることとなりました。 今回の成果は、平成27年6月3日(水)から開催される化粧品産業技術展にて発 表される予定です。
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  • 2. NITE が保有する約8 万株の生物遺伝資源の利用促進を目的として、企業等と共同 で菌株の製品化に役立つ性状情報の付加を行っています。その一環として、保有す る微細藻類の新たな利用用途を検討するため、微細藻類が生産するEPS に注目して、 平成24年度より共同事業を実施してきました。
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  • 3. 微細藻類は光合成を行う植物の一種で、光合成により色素、油脂及び多糖等を生 産します。サプリメントとして利用されているクロレラも微細藻類の一種であり、 植物に比べ圧倒的に短時間で増殖させられることから、持続可能性のある製品素材 として注目されています。EPS は近年、保湿や免疫機能の調整効果等が有ることが 見いだされ、スキンケア等の化粧品分野への利用が期待されている素材です。今回 のEPS 産生微細藻類サンプルはパナックアドバンスから提供されることになります。
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  • 4. NITE では、生物遺伝資源の収集・分譲を通じて、バイオ産業の発展を支援してい ます。付加価値のある生物遺伝資源が化粧品開発企業に新たな素材として供給され ることにより、化粧品分野等における生物遺伝資源を利用した製品開発が加速され ることが期待されます。

報道発表資料【PDF:120KB】

お問い合わせ先
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
バイオテクノロジーセンター所長 能登 靖
担当 生物資源利用促進課 山崎(秀)、関口
TEL:0438-20-5763
FAX : 0438-52-2329
メールアドレス : nbrc@nite.go.jp

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター  計画課
TEL:03-3481-1933
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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