バイオテクノロジー

世界と日本の石油消費量

石油は現代人の生活には欠かすことのできないものです。石油は火力発電所での発電に使われるほか、自動車・船舶・飛行機の動力源、プラスチック・洗剤などの各種石油製品の原料としても使われています。

石油の生産量および消費量は年々増加し、1999年には世界で約38億KLの石油が生産されました。また、消費量は1998年の統計で約41億KLと報告されています。石油は世界の一次エネルギー供給量の約40%を占めており(1999年)、この割合は10年間ほぼ横這い状態が続いています。地球温暖化問題に対する関心の高まりから石油に変わる代替エネルギーの開発に注目が集まっていますが、代替エネルギー候補として挙げられるものにはそれぞれ課題が残されており、一次エネルギーにおける石油の重要性は当面続くでしょう。

日本では約704,000KL(2009年)の石油が消費されており、アメリカ、中華人民共和国に次いで世界第3位の石油消費国となっています。

石油の用途としては、熱源(火力発電所、暖房等)42%、動力源(自動車、船舶、飛行機等)39%、原料(プラスチック、化学繊維等)18%、その他1%となっています。これほど石油に依存した暮らしを送っているにもかかわらず、日本ではほとんど石油が産出しないため供給は輸入に頼らざるを得ません。日本は石油の消費量の99.7%を輸入しており、石油はタンカーによる海上輸送で日本に運ばれてくるのです。

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