第8回アジア・コンソーシアム会合の開催
全体概要
第8回アジア・コンソーシアム会合の様子
第8回アジア・コンソーシアム参加者
第8回アジア・コンソーシアム(ACM)は、ACMメンバーであるマレーシアマレーシア農業開発研究所(MARDI)の主催により2011年10月10~11日にマレーシアにて開催されました。
- 参加国:
- カンボジア、中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、モンゴル、タイ、フィリピン、ベトナム
- オブザーバー参加:
- ブルネイ、インド、パキスタン、台湾
会合の概要
1.アジアBRCネットワークタスクフォースに関する報告 Asian Biological Resource Center Network (ABRCN)
- 世界カルチャーコレクション連合(WFCC)の会長である Philippe Desmeth 博士 からのメッセージが議長に届き、電子版世界微生物カタログ(Global Catalogue)のパイロットフェーズの作成にあたり、ACMメンバーに協力をお願いしたいとのことについて、議長から報告がありました。
- 中国の馬博士から、Global Catalogue のコンセプトや第2回世界微生物データセンター(WDCM)の開催予定について紹介があり、ACMメンバーへの参加の呼びかけがありました。
2.人材育成タスクフォースに関する報告 Human Resource Development (HRD)
- 議長から2011年5月にタイ国家遺伝子工学バイオテクノロジーセンター(BIOTEC)で開催されたワークショップの報告がありました。
- 来年度は、日本の協力で人材育成プログラムを行う可能性があるとのコメントが議長からありました。
3.微生物資源移転管理タスクフォースに関する報告 Management of Material Transfer of Biological Resources (MMT)
- 当初のMMTモデル案の作成は終了しており、名古屋議定書(NP)の採択など我々を取り巻く環境が大きく変化している状況の中、本タスクフォースを続行すべきがどうかについて議論されました。
- 日本NBRCの安藤博士からNPの解説及びNPに則した生物移転のスキームについて説明がありました。
- 作成されたMMTモデルをNP対応として修正する必要がある認識を共有し、引き続きMMT-TFを継続することが決まりました。
- BRCにおけるタイプ株の管理と移転や、資源を移転する際に必要となる合意書(MTA)のイメージなど、活発な意見交換がありました。
4.次回開催国
第9回ACMはタイ(2011年)で開催されます。
5.メンバーシップルールについて
- 1か国複数機関を想定して、各国にフォーカルポイントを設置することで、新規加入希望機関のルールの明確化を行うことをACM事務局から提案し、了承されました。
- 中国から年次大会プログラムをより効果的するための変更アイデアが提案され、議論されました。
6.その他
日本の国立遺伝学研究所の菅原博士、韓国KCTCのBae博士、中国IMCASの馬博士によるサイエンスセミナーが開催されました。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター 生物多様性支援課
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