バイオテクノロジー

第11回アジア・コンソーシアム会合の開催

全体概要

 

第11回アジア・コンソーシアム参加者
第11回アジア・コンソーシアム参加者

第11回アジア・コンソーシアム(ACM)は、ACMメンバーである韓国Korea National Research resource Center (KNRRC) の主催で2014年10月30-31日に韓国・ソウルにて開催されました。

参加機関
メンバー:
インド(MTCC)、カンボジア(MOE)、中国(IMCAS)、インドネシア(LIPI)、日本(JCM、NBRC、NIES)、韓国(KACC、KCTC、KNRRC)、フィリピン(BIOTECH、USTCMS)、マレーシア(MARDI)、モンゴル(IB-MAS)、タイ(BIOTEC、TISTR)、ベトナム(VNUH)計11ヶ国17機関
オブザーバー:
台湾(BCRC)

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会合の概要

タスクフォース委員会

1.アジア生物遺伝資源機関ネットワーク (ABRCN) タスクフォース

TF議長の鈴木技監からACMメンバーに対して下記の要請が行われました。

  • すべてのACMメンバー機関に対し、ABRCNデータポータルに参加するように要請。
  • ABRCNデータポータルの情報をアップデートするよう要請。

それに対し、タイBIOTECのLily副所長より、ABRCNデータベースとGlobal Catalog of Microorganisms (GCM)どちらをアップデートしたらいいのか、との質問がありました。またNBRCの川崎調査官よりアップデートの手順について教えてほしいとの要請がありました。これらについては鈴木議長がABRCN TF副議長の馬博士と相談した後ACM事務局を通じて回答することになりました。

2.人材育成 (HRD) タスクフォース

Rosario HRD-TF議長より今年度の活動報告が行われました。PNCMで行われたトレーニングは3件 ①Culture Preservation Techniques and Quality Control of Reference Cultures for Manila Water Testing Laboratory Analysts (2014年2月12-14日開催)、②Detection of Salmonella, Staphylococcus aureus and Vibrio in Food for Phil. Export Region XII Microbiological Testing Laboratory Analysts (2014年4月23-25日開催)、③Quality Control of Culture Media and Reference Cultures and Estimation of Measurement Uncertainty in Microbiology for Department of Science and Technology (DOST) Region XII Testing Laboratory Analysts (2014年7月30日-8月1日開催). その他PNCMの第14回シンポジウムに約100名が参加し、続いて行われたトレーニングワークショップ「Isolation and Identification of Microalgae」には20名が参加したとの報告がありました。 また「3rd ACM International Training- Workshop on Quality Control of Microbial Fertilizers」が2015年3月11-13日にかけてベトナムIMBTで開催予定であり、オーガナイザーはACM、ベトナムIMBT、SEARCAであるとの報告がありました。

3.生物資源移転管理(MMT) タスクフォース

MMT TF議長である安藤技監より、今年の活動が報告されました。特にNIEMAシステム及びCode of Conductが今年10月に行われたCOP/MOP1のサイドイベントにて発表されたことが報告されました。また、学術誌Microbiology and Culture Collectionsに論文投稿したことも報告されました。

総会

総会では、(1)ACM10の議事録採択、(2)COP12/MOP1及びISO Standard国際会議報告、(3)ACM運営ルール修正についての提案、(4)新規ACMメンバー加盟についての提案、(5)ACMロゴコンテスト結果発表、(6)ACM13のホスト機関についての提案、(7)広報活動についての報告、(8)ACM12開催報告、について議論されました。

議題1: ACM10の議事録採択

中国科学院微生物研究所(IMCAS)が主催して開催した2013年のACM第10回年次会合(ACM10)について、IMCASのDr. Yuguang Zhouから報告が行われました。参加者全員で内容を確認し、議事録が採択されました。

議題2: COP12/MOP1及びISO Standard国際会議報告

NBRCの須藤国際連携室長とKRIBBのJin博士よりACMメンバーへの情報共有事項としてCOP12/MOP1の報告が行われました。MOP1での重要な決議事項であるABSクリアリングハウスと遵守委員会についての説明が行われました。次にNBRCの川崎調査官よりISO/TC276のWG2:Biobanks and bioresources の活動報告が行われました。

議題3: ACM運営ルール修正についての提案

ACM運営ルール修正案が提案され、各機関から活発な意見がでました。今後メールベースで協議を重ねることになりました。

議題4: 新規メンバー加盟についての提案

新たなメンバー加盟について今回の総会で諮られることはなかったが、数機関が加盟を希望している旨は報告されました。

議題5: ACMロゴコンテスト結果発表

ACMロゴコンテストの結果が発表されました。新ロゴはKNRRCのがデザインしたロゴに決定したと報告されました。
 

ACMロゴ

議題6: ACM13のホスト機関についての提案

2016年開催のACM13のホストについて、インドMTCCとカンボジア環境省からオファーが出ています。今後事務局が情報を収集し、メンバーにメールにて情報を共有する予定です。

議題7: 広報活動についての報告

去年のACMパンフレットをアップデートしたとの報告がありました。ACMパンフレットを使って各国での広報に使用して貰うよう、パンフレットを各機関に30部ずつ渡しました。

議題8: ACM12開催報告

ACM12はインドネシアLIPIの主催で2015年11月3- 5日にかけてインドネシア・ボゴールのCibinong Science Center & Botanic Gardenで開催されるという事が発表されました。

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