化学物質管理

CMC letter No.5(第5号)- [化学物質管理センターからのお知らせ]

“「化学物質のリスク評価及びリスク評価手法の開発」研究成果報告会
-リスク評価の方法論と実践-”が開催されました。

研究成果報告会の様子 2007(平成19)年1月22日~23日に東京ビッグサイト会議棟(江東区有明)において“「化学物質のリスク評価及びリスク評価手法の開発」研究成果報告会 ―リスク評価の方法論と実践―”が開催されました。この研究成果報告会は、平成13年度から6年間にわたって実施された「化学物質のリスク評価及びリスク評価手法の開発」プロジェクト(NEDO受託事業)がこの3月で終了するのを期に、本事業の共同実施機関である独立行政法人産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センターおよび財団法人化学物質評価研究機構との共催として行われました。これまで開発してきた研究成果を総合的に報告することを目的に行われ、両日合わせてのべ約900名の方々にご参加いただきました。22日にはワークショップ(9テーマ)、23日には講演会(9テーマ)、また両日にわたりポスターセッション(42テーマ)が行われました。このうちnite化学物質管理センターは、PRTR対象物質を中心とした初期リスク評価手法の解説や、初期リスク評価結果の解析などについて報告いたしました。各セッションとも多くの参加者の方々からご質問やご意見などをいただき、活発な意見交換が行われました。

「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に係る講習会を行いました。

化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)の講習会を大阪、東京にてnite化学物質管理センター主催で開催しました。本講習会は、事業者の方に化審法への理解をより一層深めていただくことを目的に開催したものです。概要は以下のとおりです。

講習会の内容などについてアンケート調査を行ったところ、参加者の74%の方が化学物質を取り扱われている事業者の方でした。講習内容については75%の方から分かりやすかったとの回答を、また、今後の講習会開催については、84%の方から継続開催を希望との回答を得ました。

nite化学物質管理センター主催での講習会開催は今回初めてですが、アンケート結果などから化審法の理解をより深めていただくためにこのような講習会を開催することは重要で、その機会の提供へのニーズが高いことを改めて感じております。

【概要】

開催日
大阪会場:2007(平成19)年2月28日(水)、東京会場:2007(平成19)年3月15日(木)
参加者
大阪会場:143人、東京会場:235人
内容
  1. (1)「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」をとりまく現状と法律概要
    講師
    :経済産業省 西村化学物質管理企画官
  2. (2)「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の届出等に係る実務
    講師
    :nite担当者
  3. (3)「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」に係る事例紹介
    講師
    :nite担当者

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自治体のリスクコミュニケーションに係わる取り組みを支援しました。

当センターは、自治体のリスクコミュニケーションの取り組みに対して、講師派遣等の技術的支援を行っています。そのうち、福島県と東京都の事例を紹介します。

福島県は、2004(平成16)年度からリスクコミュニケーション推進事業を行っており、県の実施した化学物質対策のアンケート調査において、事業所からリスクコミュニケーションの事例紹介に対する要望が多かったことから、10事業所の事例紹介とグループに分かれた意見交換会からなる「化学物質リスクコミュニケーションに関する事例発表・交流会」を2007(平成19)年2月2日に、福島県ハイテクプラザ(郡山市)において、開催しました。当センターは、講師として国内の事例調査に関する報告を行い、意見交換会へ参加しました。出席した事業所数は、85事業所113人であり、これからリスクコミュニケーションを行おうという企業にとって有益な情報提供となりました。

講演するnite職員 「東京都リスクコミュニケーション事例報告会」は、東京都庁都民ホールにおいて、2007(平成19)年3月6日に開催されました。この報告会では、リスクコミュニケーションの効果や課題などについて、平成18年度にリスクコミュニケーションを行った事業者等から事例発表がありました。当センターの職員の講演では、リスクコミュニケーションは地域対話や地域住民との催しなど、できるところから始めることの重要性を報告しました。

また、平成18年度は埼玉県、愛媛県、山形県などのPRTRに関する説明会等への講師派遣等の支援も行っています。

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ホームページデザインをリニューアルしました。

nite化学物質管理センターのホームページデザインを2007(平成19)年4月2日にリニューアルしました。今回の主な変更点及び最近のホームページの更新情報は次のとおりです。

  1. 1.色づかいやデザインを統一し、業務毎の色分けを行いました。
    これにより一目で業務毎の新着情報が確認できるようになりました。
  2. 2.左側メニューの内容を見直し、必要に応じてメニューの細分化、新設等を行いました。
2007/5/8
GHS分類結果第13回公表に対するコメントファイルを公表しました。
2007/5/1
厚生労働省医薬食品局、経済産業省製造産業局及び環境省総合環境政策局から平成19年5月1日に「平成19年度第2回少量新規化学物質の申出手続について」が公表されました。
2007/5/1
厚生労働省医薬食品局、経済産業省製造産業局及び環境省総合環境政策局から平成19年5月1日に 「平成19年度第2回少量新規化学物質の申出について(注意喚起)」が公表されました。
2007/4/20
平成19年4月20日に、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律第2条第5項の規定に基づき第二種監視化学物質として指定された化学物質の名称が、新たに17物質公示されました。
2007/4/20
平成19年4月20日に、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律第2条第6項の規定に基づき第三種監視化学物質として指定された化学物質の名称が、新たに10物質公示されました。
2007/4/4
「化学物質の初期リスク評価書」及び「化学物質の排出経路データシート」を2物質追加しました。
2007/4/4
「化学物質の初期リスク評価書」の2物質の修正版と正誤表を公開しました。
2007/4/4
GHS分類結果(修正分82物質分)及び第12回公表に対するコメントファイルを公表しました。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター
TEL:03-3481-1977  FAX:03-3481-2900
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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