CMC letter No.8（第8号）

	No.8 2008年2月

2008（平成20）年は洞爺湖サミットが予定されており、地球温暖化対策が主要議題になるとのことから、環境問題への関心がさらに高まっているようです。化学の分野でも、資源・エネルギーの有効利用を目指す「グリーンサスティナブルケミストリー」の取り組みが推進されるなど、持続可能な社会を目指した取り組みがますます加速しています。さらに、REACHの予備登録が6月に始まり、今年はいろいろな面での節目になりそうです。

そこで、今回はNITE化学物質管理センターの関係者の皆様に、今後の化学や化学物質管理を考える上での話題について執筆いただきました。

2007（平成19）年12月13日から15日まで開催されたエコプロダクツ2007に出展しました。エコプロは、一般の方や子どもたちが多く訪れる展示会のため、昨年に引き続き、市民向けの化学物質管理に関する情報提供として、化学実験に化学物質安全管理の視点を加えた体験学習プログラムを行いました。

理科離れが懸念される昨今ですが、15校、約120名の児童・生徒の皆さんが熱心に実験に取り組み、体験の場を提供することの重要性を感じることができました。また、日本化学工業協会や自治体の教育委員会などの化学、教育関係者の皆さんにも参観いただき、当センターの活動の一端をお示しすることができたと思います。

今後も、次世代を担う子どもたちも含め、市民向けにさまざまな機会を通じて化学物質管理に関する情報の提供に努めてまいります。

CONTENTS

1. １．［特集・1］化学物質管理の展望
   • 化学物質管理の大きな絵
   • 化学物質管理と構造活性相関　ヒト健康影響評価 ─遺伝特性を中心に─
   • 今後の化学物質管理の方向性とNITE 化学物質管理センター
2. ２．［特集・2］化学物質管理への取り組みとリスクコミュニケーション
   ～日本石鹸洗剤工業会の事例紹介～
3. ３．［化学物質管理センターからのお知らせ］
   • 日本リスク研究学会での発表内容
   • 化学物質管理センターと展示会の活用
4. ４．［NITE化学物質管理センターHPの更新情報］
5. ５．［化学物質関連イベント情報］

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