CMC letter No.1(創刊号)- [事業紹介]
NITE化学物質管理フォーラム2006を開催しました
創設10周年と第1期中期目標期間終了に当たり、当センターが整備し蓄積してきたものを紹介し、皆様の化学物質管理などの活動に役立てていただくとともに、第2期中期目標期間において当センターが果たすべき役割について御意見をいただくため、「NITE化学物質管理フォーラム2006」を開催しました。
講演会では、363名の御参加をいただき、当センター職員から主要な業務成果6件について発表したほか、特別講演として、早稲田大学理工学術院 松本和子教授と経済産業省製造産業局化学物質管理課 獅山有邦課長に御講演いただきました。さらに、産業技術総合研究所 東海明宏氏・吉田喜久雄氏、工学院大学 河村光隆教授をパネリストとしてお招きし、当センター所長の重倉がモデレータを務め、パネルディスカッションを行いました。
展示・説明会では、当センターのさまざまな業務のうち、14テーマについて、担当者がポスターなどで説明を行い、多くの御来場者の方々と、有意義な意見交換をさせていただきました。また、今年度新たに、改正化審法相談室とPRTR届出相談室も開催し、多くの御相談をいただきました。
閉会の挨拶では、当センターのメンバーが壇上に並ぶなど、これまでにない企画も盛り込みました。アンケートのご回答にも、「親近感のあるフォーラムであった」などの感想をいただき、本フォーラムの「一方的な情報提供ではなく、皆様と意見を交換する場としたい」という一つの目的も果たせたのではないかと思っています。
中小企業総合展2006 in Kansai・出展報告
一層の普及及び利用の促進により化学・環境等の分野に取り組んでいる中小企業を支援することを目的として、独立行政法人 中小企業基盤整備機構主催のもと、10月の東京に引き続き、「中小企業総合展2006 in Kansai」に出展しました。
会場においては、化学物質総合情報提供システム(CHRIP)及びホームページ「化学物質と上手に付き合うには」等について、パネル展示及びパソコンによる実演等により紹介しました。
ブースへの来訪者は450名程で、アンケート調査を実施した結果、128名の方から御協力をいただきました。その結果、NITEのCHRIPを知らないという回答が90.6%(128人中116人)でしたが、CHRIPの説明を受け、CHRIP情報を知ったことにより、今後、化学物質の有害性の情報収集等のためCHRIPの使用を考えると回答した人の割合は83.6%(116人中97人)になるなど、CHRIPへの期待を示す人の多さを感じることが出来ました。
今回、中小企業総合展2006 in Kansaiへの出展は初めてでしたが、来場者及びアンケート回答者は東京会場よりも多く、本展示会への参加により、中小企業の活動が活発な関西地域への情報提供や、普及・啓発を図るという目的を達成することができました。来訪者からは種々の感想や質問をいただき、中小企業関係者への周知の必要性を再確認する結果となりました。
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