化学物質管理

CMC letter No.3(第3号)- [化学物質管理センターからのお知らせ]

平成16年度PRTRデータに基づく208物質の大気中の濃度マップを公開しました。

10月17日に、平成16年度のPRTRデータに基づく「大気中の濃度マップ」を公開しました。

大気中の濃度マップは、知りたい地域での化学物質の大気中濃度推定値を把握することができるほか、大気中濃度に応じた色分け表示がされているため、視覚的に大気中の化学物質濃度の推定値の全体像を理解することができるようになっています。

同法の第一種指定化学物質354物質のうち、208物質について、それぞれの大気中での年間平均濃度を5km×5kmのメッシュごとに計算し、推定濃度として地図上に表しています。

トルエンの大気中濃度マップ(平成16年度排出量から推定【関東付近】)

「大気中の濃度マップ」公開ウェブサイトURLは以下のとおりです。
http://www.prtr.nite.go.jp/prtr/densitymap.html

「化学物質のリスク評価及びリスク評価手法の開発」研究成果報告会を開催いたします。

平成13年度から実施している「化学物質のリスク評価及びリスク評価手法の開発(NEDO受託事業)」は、平成18年度が最終年度です。

そのため、本事業の共同実施機関である産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター(AIST-CRM)、財団法人化学物質評価研究機構(CERI)とNITEが、これまでの同事業の中で得られた成果の利用、普及のため、成果報告会を共催します。

本事業においては、初期リスク評価に必要な有害性評価(CERI)、初期リスク評価の結果等を踏まえた詳細リスク評価書の作成及びリスク評価に必要な濃度推計モデルの開発等(AIST-CRM)のように役割を分担し、NITEは、PRTR対象物質を中心に初期リスク評価の方法を開発し、150物質について暴露、リスク評価(スクリーニング評価)を行ってきました。

成果報告会は、平成19年1月22日(月)から23日(火)に東京ビッグサイト会議棟において開催の予定です。詳細は、ホームページ等によりお知らせいたしますが、1月22日はワークショップ、1月23日は、国際会議場で全体講演を行う予定で、期間を通じてパネル発表を行います。

皆様のご参加をお待ちしております。

案内のホームページのURLは以下の通りです。
http://www.safe.nite.go.jp/risk/ccn.html

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「第34回構造活性相関シンポジウム」と「第29回情報科学討論会」で研究発表を行います。

11月14日(火)~15日(水)に新潟市(朱鷺メッセ)で行われる第34回構造活性相関シンポジウムと第29回情報化学討論会で、NITE職員が、次の研究発表が行います。

  • 構造活性相関モデルの連係による化学物質の生分解性・生物濃縮性予測
  • 構造活性相関モデル作成のための28日間反復投与毒性試験データの解析
  • 3次元反応解析を活用した非生物学的加水分解性の予測

構造活性相関モデルは、「特集・1」でご紹介したように、化学構造や物理化学定数を用いて、生分解性、生物濃縮性、毒性、物理化学性状などを予測するものです。化学物質管理センターは、構造活性相関モデルを未点検既存化学物質の実測試験の優先順位付け等に効果的に活用するため、化審法が対象としている既存化学物質の生分解性や生物濃縮性の安全性点検のデータを用いて、モデルの信頼性などの検証や、活用方法の検討を行っています。

このたびの研究発表では、複数のモデルを組み合わせた生分解性及び生物蓄積性の予測手法、既往研究の少ない反復投与毒性予測のための試験データの解析、及び生分解性予測に関連した加水分解予測手法の開発について、成果を発表いたします。

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化学物質管理政策研修を実施しました。

(富士フイルム株式会社様提供) 国際協力事業として、独立行政法人国際協力機構(JICA)から受託している『化学物質管理政策研修』を実施しました。

7月3日~7月14日に行った研修の内容は、(1)自国の化学物質管理政策を改善する、(2)化学物質の製造、使用、輸送、廃棄など、一連の管理政策の理解を促進する、(3)自国における化学管理システムを立ち上げ、改善のために必要な知識と情報を獲得する、などです。研修には、ヨルダン、セルビア、オマーン、アルメニア、エジプト、グアテマラから、7名の研修生が参加し、株式会社三菱化学安全科学研究所様、株式会社富士フイルム様のご協力により、工場見学も実施しました。

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展示会に出展します。

当センターは、広報の一環として、継続的に展示会へ出展をしています。平成18年度も、下記の展示会へ出展いたしますので、どうぞ、お寄りくださいますようお願い申し上げます。詳細は、それぞれの公式HPをご参照ください。

ECO-MAnufacture2006(略称ECOMA)

CHRIPの実演、当センター事業の紹介パネルなどの展示を行います。

開催日程
:平成18年11月29日(水)~12月1日(金)
開催場所
:パシフィコ横浜
主催
:社団法人 化学工学会、社団法人 日本能率協会

http://www.jma.or.jp/ECOMA/ja/index.html

エコプロダクツ2006(第8回)

ECOMAでの出展内容に加え、社団法人日本環境教育フォーラム内のジャパンGEMSセンターとの協働で、カリフォルニア大学バークレー校ローレンスホール科学教育研究所が開発した、科学教育のためのカリキュラムGEMS(ジェムズ)のプログラム(化学反応)を行い、児童生徒向けに化学に関する体験の場を提供します。

http://www.nikkei.co.jp/events/eco/

開催日程
:平成18年12月14日(木)~16日(土)
開催場所
:東京ビッグサイト 東展示場 1~3+4ホール
主催
:社団法人産業環境管理協会、日本経済新聞社

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NITE化学物質管理センターHPの更新情報

2006/10/23
:[プレスリリース]平成16年度PRTRデータによる「大気中の濃度マップ」を追加しました。
2006/10/13
:「化学物質の初期リスク評価書」及び「化学物質の排出経路データシート」を1物質追加しました。
2006/9/29
:GHS分類結果(第8回公表分76物質分)を公表しました。
2006/9/14
:「構造活性相関に関する取組」のページを公開しました。
2006/8/31
:GHS分類結果(第7回公表分87物質分)を公表しました。
2006/8/17
:「平成17年度特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律に基づくMSDS制度と海外のMSDS関連制度との比較等に関する調査報告書」を公開しました。
2006/8/9
:「化審法の施行状況」資料を掲載しました。
2006/8/9
:「平成18年度第3回少量新規化学物質の申出について(注意喚起)」が公表されました。
2006/8/9
:「平成18年度第3回少量新規化学物質の申出手続について」が公表されました。
2006/8/8
:「化学物質と上手に付き合うには」をリニューアルしました。
2006/8/8
:リスクコミュニケーションの国内事例を追加しました。
2006/7/31
:GHS分類結果(第6回公表分202物質分)を公表しました。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター
TEL:03-3481-1977  FAX:03-3481-2900
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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