令和4年度QSAR/リードアクロス講習会
環境省大臣官房環境保健部後援
リードアクロスの基礎とQSAR Toolbox、KATE、HESSの基本操作を学べます。
募集は終了しました。
目的と概要
NITEでは2012年からリードアクロス講習会を開催しており、化学物質の安全性評価における予測手法の利用を促進するため、動物実験代替法のひとつであるリードアクロスの基礎とそれを支援するシステムであるQSAR ToolboxやHESSの概要と基本操作が学べる「令和4年度QSAR/リードアクロス講習会」を今年度も出来るだけ多くの方に受講していただけるようにオンラインで開催いたします。従来のリードアクロス講習会に加えて、国立環境研究所がKATE(環境省と国立環境研究所の開発した生態毒性予測システム:KAshinhou Tool for Ecotoxicity)の概要や操作説明に関する講習を行います。さらに、国立医薬品食品衛生研究所からヒト健康影響に関連したQSAR活用などについて講演いたします。
今回、操作方法を解説するQSAR Toolbox※1は皮膚感作性をはじめとした毒性や環境動態、化学物質の性状に対してリードアクロスを支援するシステムで、経済協力開発機構(OECD 本部:パリ)から公開されています。また、HESS※2は、反復投与毒性に特化したシステムであり、NITEが公開しています。KATE※3は、生態毒性に特化したシステムであり、国立環境研究所環境リスク・健康研究センターにて公開されています。これらのシステムを用いたQSAR/リードアクロスは、未試験物質の毒性や性質を試験データのある類似物質から推計または類推する手法であり、国際的に化学品規制での利用が推進されています。
これらのシステムを適切に使うことで化学物質の毒性等を予測することが可能になりますが、多くの機能を駆使しながら評価を行うため、操作にはコツが必要です。本講習会では、基本的な操作方法について実演を交えてご説明します。
※1 QSAR Toolbox:定量的構造活性相関(Quantitative Structure-Activity Relationship: QSAR)
https://www.nite.go.jp/chem/qsar/toolbox.html
※2 HESS:有害性評価支援システム統合プラットフォーム(Hazard Evaluation Support System Integrated Platform)
https://www.nite.go.jp/chem/qsar/hess.html
※3 KATE:生態毒性予測システム(ecotoxicity prediction system)
https://kate.nies.go.jp/index.html
日程など
日程 : 2022年10月17日(月) 10:00~16:15
受講料: 無料 (Webexによるオンラインセミナー)
講演内容・時間
時間 | 内容 | 所属・講師 | |
10:00~10:05 | 5分 | 開会の挨拶 | 経済産業省製造産業局 化学物質安全室 室長 藤沢 久 |
10:05~10:35 | 30分 | QSAR/リードアクロスの基礎 | (独)製品評価技術基盤機構 櫻谷 祐企 |
10:35~10:40 | 5分 | 休憩 | |
10:40~11:00 | 20分 | 生分解性と蓄積性に関連したQSAR | (独)製品評価技術基盤機構 財津 由梨 |
11:00~11:30 | 30分 | 生態毒性予測システム「KATE」の概要 | 国立研究開発法人国立環境研究所 環境リスク・健康領域 環境リスク科学研究推進室 室長 大野 浩一 |
11:30~12:00 | 30分 | ヒト健康影響に関連したQSARとリードアクロス | 国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター 安全性予測評価部 第四室 室長 山田 隆志 |
12:00~13:00 | 60分 | 昼休憩 | |
13:00~14:00 | 60分 | KATEの操作説明 | 国立研究開発法人国立環境研究所 高度技能専門員 後藤 碧 |
14:00~14:05 | 5分 | 休憩 | |
14:05~15:35 | 90分 | QSAR Toolboxの概要・操作説明 | (独)製品評価技術基盤機構 桑 詩野 |
15:35~15:40 | 5分 | 休憩 | |
15:40~16:10 | 30分 | HESSの概要・操作説明 | (独)製品評価技術基盤機構 渡邉 美智子 |
16:10~16:15 | 5分 | 閉会の挨拶 | (独)製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター 連携企画課 課長 吉田 しのぶ |
受講に際してのお願い
- (1)新型コロナウィルス感染拡大を防ぎ、参加者の安全を確保するため、オンライン(Webexによるライブ配信)で開催いたします。なお、諸事情により開催を中止する場合は、講義開始までに中止等のご案内をメールで連絡いたします。中止等となった講座の扱いにつきましては、後日、連絡いたします。
- (2)Webexについてまだご利用のない方は、事前のご準備をお願い申し上げます。事務局ではWebexに関するお問い合わせはお受けいたしかねますことをご了承ください。→ https://www.webex.com/ja/index.html
- (3)Webexは最新版にアップデートして使用してください。
- (4)通信環境が安定しない場合の改善策として、一旦退出後の再接続や、アプリケーションの再起動等を試みてください。
- (5)通信環境の影響により、ご案内した講義が実施できず継続できないと事務局が判断した場合、中止となる可能性がございます。
- (6)講義資料は、参加者に約一週間前までにWebexウェビナーの変更通知メールからご案内します。変更通知メールが届かない場合、受信設定をご確認ください。なお講義開始前にもWebexチャット欄にて資料ダウンロードのURLをご案内します。PC等の受講用端末にダウンロードしてご用意ください。
- (7)講座に関する簡単なアンケートを講座終了後に実施する予定です。ご協力いただければ幸いです。
- (8)講義中の動画や写真の撮影及び録音は、ご遠慮ください。
- (9)本ウェビナーにかかる画像、テキスト、音声又は関連資料等のコンテンツの著作権は、NITE、環境省、国立環境研究所、国立医薬品食品衛生研究所及びその他著作権者に帰属します。目的の如何を問わず、コンテンツの複製、送信、転送、その他二次利用行為はお断りさせていただきます。
- (10)受講に際しての受講者間のトラブルなどについて、NITEは責任を負いません。
- (11)その他ご不明な点やお問い合わせがございましたら、 hess【アットマーク】nite.go.jpまでご連絡願います。(メールを送る際は【アットマーク】を@に変えてください。)
講演に関するお問い合わせ先
Eメール: hess【アットマーク】nite.go.jp (メールを送る際は【アットマーク】を@に変えてください。)
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お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター 安全審査課 QSAR担当
-
TEL:03-3481-1812
FAX:03-3481-1950
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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