化学物質管理

CMC letter No.9(第9号)- [化学物質管理センターからのお知らせ]

NITE化学物質管理センター成果発表会2008を開催します。

当センターの業務成果を発表する「NITE化学物質管理センター成果発表会2008」を平成20年7月3日(木)に津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)で開催します。

本発表会は、国民、事業者、行政など各方面に広くNITE化学物質管理センターの役割、成果、貢献を広報し、あわせて各方面からのNITE化学物質管理センターに対する意見、要望などをお聞きすることにより、今後の業務展開等に役立てることを目的としています。

日時
:平成20年7月3日(木)12:00~17:00
場所
:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前)
参加申込
:[期間]5月26日(月)~6月27日(金)
[方法]下記
http://www.safe.nite.go.jp/seika2008/seika2008-01.html

講演会(ホール)13:00~17:00

11:45
開場
12:00~13:00
ポスターセッションコアタイム
13:00
開会挨拶
理事長 御園生 誠
13:05~13:35
特別講演「化学物質管理政策の今後の動向」
経済産業省化学物質管理課長 獅山 有邦
13:35~13:50
説明「NITE化学物質管理センターの取り組み」
NITE化学物質管理センター所長 坂口 正之
13:50~14:20
ポスターセッションコアタイム
14:20~15:15
特別講演「メディア・バイアス」
科学ジャーナリスト 松永 和紀
15:20~17:00
成果発表
  1. (1)構造活性相関手法による有害性評価手法開発の概要について
  2. 安全審査課 研究員 櫻谷 祐企
  3. (2)事業者・業界団体における化学物質の管理状況調査について
  4. リスク管理課 職員 前田 智宏
  5. (3)GHS表示のための消費者製品のリスク評価手法のガイダンス作成について
  6. 技術顧問 高久 正昭
  7. (4)市民の化学物質管理への認識について
  8. 情報業務課 専門官 竹田 宜人
17:00
閉会の辞

ポスターセッション(3F ホール前)12:00~13:00/13:50~14:20

  1. GHS表示のための消費者製品のリスク評価手法のガイダンス作成
    ~推定ヒト暴露量の求め方とリスク評価事例~
  2. 用途情報を利用した化学物質の排出量推計手法の検討
  3. 構造活性相関手法による有害性評価手法開発
    ~有害性評価支援システム統合プラットフォームの開発~
  4. OECD/eChemPortalへのCHRIPの参加
  5. PRTR届出及び推計データ解析の取組状況
  6. 平成19年度CHRIPの主な改良点(12:00~12:20 説明)
    CHRIPの特徴、活用方法等について、パソコンでの実演により、わかりやすく紹介します。
  7. GHSホームページの主な改良点
  8. NITEホームページの活用(13:50~14:05 説明)
    NITEのホームページの体験ツールなどを活用した簡易なリスク評価の方法について、パソコンでの実演により、わかりやすく紹介します。

化審法相談コーナー(会議室1F T102)12:30~16:00

  • 相談を希望する方は、事前申込をお願いします。当日受付もあります。

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「PRTRデータ活用セミナー」を開催しました。

自治体の化学物質管理担当者向けに「PRTRデータ活用セミナー」を、4月17日~18日に都内で開催しました。

当セミナーは、経済産業省、環境省、NITE化学物質管理センター及び社団法人環境情報科学センター(CEIS)が運用、公開などをしているPRTRデータを活用するソフトやシステムを網羅的に紹介し、それぞれの特徴を理解し、適切に使用することにより、政策立案や事業者のリスクコミュニケーションの支援に資することを目的としたものです。

主なプログラムは以下のとおりです。

「PRTRデータ活用セミナー」プログラム内容
講義名称 内容
PRTRデータの活用について[概論] PRTRデータの活用方法に関する考え方とリスク評価に関する基礎知識について解説しました。
排出量を元にした簡易地図表示[演習1] 環境省の「支援ツール」を使い、水系への排出に着目し、地図表示を行うとともに、リスク管理への活用方法について解説しました。
事業所データの抽出と濃度マップ[演習2] 「けんさくん」により、排出量の多い化学物質、事業所を抽出し、「濃度マップ」により、大気中濃度の推定値を確認しました。
リスク評価体験ツール[演習3]
プレゼン用資料作成[演習4]
「体験ツール」を用いて、簡易なリスク評価を体験し、まとめとして、簡単なプレゼン資料を作成しました。
フリーディスカッション 本日の研修内容等に関する質疑応答、班別討議、発表資料作成を行いました。
プレゼンテーション及びデータ解説 プレゼン資料の発表とディスカッションを行いました。

研修で作成した濃度マップ(水系)の例

研修で使用した体験ツール

自治体と関係機関のご協力により、当日は26名が参加しました。2日間にわたるタイトなスケジュールでしたが、実習、資料作成、ディスカッション、プレゼンテーションと熱心に取り組んでいただきました。

参加者へのアンケートからは、「経済産業省、環境省のPRTRデータの活用への考え方や、その実現のためのシステムとアウトプットに関して横断的な説明」や「PRTR制度、PRTRデータの性質、活用方法などに関する系統的な説明」が為されたことへ高い評価をいただき、自治体とNITE、CEISの担当者の意見交換が図られたことも効果的だったようです。

しかし、「研修時間に対して説明内容が多いため、講義内容の整理が必要」、「PRTR制度の説明(届出事務含む)を本セミナーの前に実施した方が良い」などの意見もいただきました。さらに、実際に使用することで明らかになったシステムの機能的な課題や、会場のキャパシティの問題から、参加希望者すべてを受け入れられなかったことなど、運営上の課題もありました

今後も、今回の反省を踏まえ、このような催しを継続してまいりますので、よろしくご活用いただきたく、お願いいたします。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター
TEL:03-3481-1977  FAX:03-3481-2900
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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