Aspergillus oryzae RIB40 (NBRC 100959)
プロテオーム解析の概要
麹菌Aspergillus oryzae RIB40 (NBRC 100959)のYPD培地による液体培養とフィルター培養を行い、下記の各手法によって網羅的プロテオーム解析を実施しました。
- (1)ペプチドマスフィンガープリント法(二次元電気泳動、MALDI-TOFMS)
- (2)ショットガンプロテオーム解析法(SDS-PAGE、LC/MS/MS)
- (3)多次元LC法(二次元LC、カラム内消化、LC/MS/MS)
また、プロテインシーケンサーによるN末端アミノ酸解析も行いました。
解析結果
新たなCDSの付加や、登録CDSの修正が必要であると分かりました。現在コンソーシアムでの修正公開の準備がなされています。公開中のプロテオーム解析結果は現データに合致するもののみとなっています。
近年、このような技術は、プロテオゲノミクス(Proteogenomics)と呼ばれています。
解析結果は、生物資源データプラットフォーム(DBRP)で公開されています。
発表等
- 55th ASMS Conference (2007.6)
- “Proteome Analysis of Aspergillus oryzae for Precise Prediction of Protein Coding Regions and Protein Profiling”
- Hanako Ataku, Miyako Mise, Keiko Nishijima, Jun Yamazaki, Kazumi Sasaki, Syuji Yamazaki, Motoaki Sano and Nobuyuki Fujita
- 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会 (2007.12)
- 「網羅的プロテオーム解析によるアノテーションの精密化」
- (Proteome Analysis for Precise Prediction of Protein Coding Regions)
- 西嶋桂子、山崎純、三瀬美也子、安宅花子、佐々木和実、山崎秀司、藤田信之
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