インフルエンザ等解析プロジェクト
NITEと国立感染症研究所は平成18年度~平成25年度において、ヒトインフルエンザウイルスの遺伝子解析の共同事業を行いました。
- 新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業(平成22年度~平成25年度実施)
- 新型インフルエンザの解析(平成21年度実施)
(新型インフルエンザの塩基配列情報を、NCBI, DDBJにて公開しています) - 季節性ヒトインフルエンザのワクチン株選定のためのサーベイランス(平成18年度~平成25年度実施)
- タミフル耐性緊急サーベイランスに関する解析(平成19年度・20年度実施)
(タミフル耐性緊急サーベイランス・季節性ヒトインフルエンザのワクチン株選定のためのサーベイランスについての塩基配列情報は公開していません)。
新型インフルエンザ
新型インフルエンザのシーケンスプライマーおよびプロトコル 【PDF:201KB】
共同事業内容
ヒトインフルエンザウイルスの遺伝子解析の概要 【PDF:158KB】
共同事業成果
関係機関リンク
その他の解析プロジェクト
NITEは国立感染症研究所の行う、薬剤耐性化食中毒菌のゲノム比較解析への研究協力を行っています。
食中毒菌の薬剤耐性化に関する研究協力(平成22年度)
ヒトから分離された高フルオロキノロン耐性サルモネラ菌(Salmonella enterica serovar Typhimurium T000240)のゲノム解析に対する研究協力を行いました。
本菌はゲンタマイシンをはじめとする複数の抗生物質への耐性に加え、一般的によく使われる抗生物質であるキノロンへの耐性をも獲得した多剤耐性株です。
2000年に日本で分離されて以来、徐々に類縁株の分離頻度が増加してきています。薬剤耐性株の蔓延は、サルモネラ食中毒における適応薬が制限されることになり、食品衛生・公衆衛生学上問題となっています。そのため、過去・現在・未来における薬剤耐性菌の状況を詳細に把握することが重要な課題となっています。
本菌のゲノム解析によって、薬剤耐性食中毒菌の汚染源の特定と今後の伝播傾向を予測するための貴重な遺伝情報となることが期待されます。
決定したゲノム配列はDOGAN、DDBJにて公開しています。
研究協力結果
Whole-genome analysis of Salmonella enterica serovar Typhimurium T000240 reveals the acquisition of a genomic island involved in multidrug resistance via IS1 derivatives on the chromosome. | Antimicrobial Agents and Chemotherapy,in press |
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ゲノムデータベースDOGAN | 2010年11月26日 公開 |
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