製品安全

事故情報特記ニュースNo.69

2005.12.1

電気ストーブ(カーボンサークルヒーター)の事故について

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、扇風機型の電気ストーブ(カーボンサークルヒーター)に係る事故発生を受け、平成17年4月28日付け事故情報特記ニュースにより事故の情報を提供し、注意喚起をしています。当該製品は使用中、ガラスヒーター管が破損し、近くの可燃物を焼損させるおそれがあります。暖房シーズンが到来し、新たに当該製品によると思われる事故も発生しています。下記の製品をお持ちの方で、綜合技研株式会社が行った無償点検・修理を受けていない場合には、直ちに使用を中止していただくよう改めて注意喚起いたします。

(対象製品)

商品名:
カーボンサークルヒーター
型式:
S-700CL・S-600CM
生産国:
中国
輸入事業者:
綜合技研株式会社
販売期間:
平成15年9月~平成16年2月
販売台数:
19,000台
事故発生件数:
5件(社告前3件、社告後2件)

対象製品

1.これまでの経緯

NITEは、平成16年2月18日及び19日付けで、綜合技研株式会社が輸入した電気ストーブ(カーボンサークルヒーター)について、製造上の不具合によりガラスヒーター管が破損し、床やカーペットを焼損する事故情報の受付を行い、事故原因等の調査・評価ののち、事故動向等解析専門委員会の検討を経た上で平成16年12月7日に当該事故情報の公表を行いました。
一方、当該事故の発生を受け、輸入事業者である綜合技研株式会社は平成16年2月11日に新聞に社告を掲載し、製品の無償点検・修理を行っていましたが、東京地方裁判所の破産宣告を受け、現在では事業者による自主的な点検・修理がなされていない状況です。

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2.事故原因

ガラス管の製造時の不具合が原因で、使用中、突然ガラスヒーター管が破壊する。

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3.最近の事故発生状況

  • 平成17年3月に石川県において、未回収品と思われる電気ストーブを使用していたが、ガラスヒーター管が白くなったのに気付きスイッチを切ったところ、ガラスヒーター管が突然破裂し、カーペット及びフローリングを焦がした。
  • 平成17年11月に大阪府において、未回収品と思われる電気ストーブを2時間程度連続で使用中、突然ガラス管が粉々に割れ、じゅうたんが焦げた。(本件については現在調査中)

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図