事故情報特記ニュースNo.58
2003.3.31
ベビーベッド(乳幼児用ベッド)使用にあたっての注意喚起について
1996年度から現在までの間に、ベビーベッドから転落、ベビーベッドの開閉部に指を挟むという事故情報が製品評価技術基盤機構に6件報告されました。(2002年度は事故情報の報告はありません。) その原因を調べてみますと、ベビーベッドの扉が開いていたために起きたものが半数を占めています。
こうした事故の未然・再発防止のため、工業会より再発防止対応について経済産業省に報告がありましたので、その内容についてお知らせするとともに、注意喚起を行います。
1.事故の内容
- イ 扉の開いていたベビーベッドから幼児が転落し、額にすり傷を負った。
- ロ 10才の児童がベビーベッドの扉を閉めた際に、乳児の指が挟まれ、指の第1関節を切断した。
2.注意喚起事項
同種事故の未然・再発防止のためには、次のような点に注意することが必要です。
- (1)ベビーベッドから保護者が離れるときは扉を閉める。
ベビーベッドの扉が開いている状態で、乳幼児がハイハイや寝返りをした場合、ベビーベッドから転落する可能性がありますので、保護者が離れるときは開閉式又はスライド式の扉は必ず閉めてください。 - (2)子供にベビーベッドの扉の操作をさせない。
開閉式又はスライド式のベビーベッドの扉を操作する際、乳幼児の手足の指や体の一部が挟み込まれる危険がありますので、扉の操作には十分に注意していただくとともに、子供には操作させないでください。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
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TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図