きちんと登録、しっかり点検
~長期使用製品安全点検制度~
本件の概要
- 発表日:
- 令和3年10月28日(木)
- 発表資料:
- きちんと登録、しっかり点検~長期使用製品安全点検制度~
- 資料の概要:
- 製品は長く使い続けることによって部品などが劣化し、事故が発生するおそれが高まるため、長期間にわたって使用した製品(長期使用製品)は点検が必要となります。特に所有者による点検が困難で、経年劣化により重大な事故が発生するおそれが高い製品は、「長期使用製品安全点検制度」における「特定保守製品※1」に指定されています。新たに特定保守製品を購入した方は、所有者情報を製造・輸入事業者に登録すること及び点検を受けることの責務があります。制度開始当時は9品目であった特定保守製品のうち、7品目が今年8月に指定から外れました※1。一方で、指定継続となった「石油給湯機」と「石油ふろがま」の2品目は、特に事故が発生するおそれが高く、注意が必要です。事故を防ぐため、きちんと登録を行い、点検の時期を迎えたらしっかりと点検を受けるようにしましょう。また、不具合が判明した際には、放置せず、修理などの対応をとることも重要です。
NITE(ナイト)に通知があった事故のうち、経年劣化が要因となった特定保守製品の事故※2は、2016年から2020年までの5年間に43件※3発生し、いずれも火災に類する事故となっています。
制度開始以前(2009年3月以前)に製造・輸入された石油給湯機、石油ふろがまについても、同様に事故が発生するおそれが高いため、点検を受けることが強く望まれます。 -
■事故を防ぐポイント
- ○特定保守製品を購入する際は、購入時に所有者情報の登録を行いましょう。登録は、添付された所有者票の送付のほか、インターネットなどから行います。既に製品をお持ちで、未登録の方は今からでも登録を行ってください。
- ○所有者情報を登録した方には点検の案内が届きます。案内に沿って点検を受けてください。
- ○少しでも不具合に気付いたら放置せず、整備・修理、使用中止の対応をとってください。
-
- (※1) 令和3年8月1日に消費生活用製品安全法施行令が改正され、特定保守製品に指定されていた7製品(屋内式ガス瞬間湯沸器(都市ガス用/LPガス用)、屋内式ガスふろがま(都市ガス用/LPガス用)、ビルトイン式食器洗機、密閉燃焼式石油温風暖房機、浴室用電気乾燥機)が指定から外れました。
- (※2)長期使用製品安全点検制度の施行以前に製造・輸入された特定保守製品に該当する製品の事故も含む。
- (※3)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。
映像資料
- 石油給湯機
- 2.機器の異常燃焼
- ふろがま
- 3.石油ふろがまの空だき事故
- 4.石油ふろがまのバーナーの異常燃焼
関連リンク
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お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
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