認定×SDGs
認定とSDGs
SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年に国連で採択された、2016年から2030年までの国際目標です。17の目標と、それらを達成するための169のターゲットにより構成されており、「誰一人取り残さない」という共通理念に基づいています。
認定のしくみは、試験所・校正機関を認定対象とした場合、以下の流れにより試験・校正結果の信頼性を確保しています。
- ① 認定機関が試験所・校正機関を認定事業者として認定する
- ② 認定事業者が信頼性の高い試験や校正を行う
- ③ 認定事業者が行った試験や校正の結果が証明書等によりユーザーに利用される
これらの過程は、SDGs目標の達成にも貢献しています。以下では、具体的にどのようにSDGsに関係しているのかを、①認定機関であるIAJapanの活動、②IAJapan認定事業者の活動、さらに、③IAJapan認定の活用事例、に分けて紹介します。
認定機関とSDGs
IAJapanの活動は、以下のSDGs目標に貢献しています。
《活動の一例》
- ➣組織規模等に関係なく国際規格に基づき試験所、校正機関を認定する。(SDGs8)
- ➣各種産業の信頼性を支える持続可能かつ強靱なインフラとして、試験・校正分野、加えて、社会的
ニーズに対応した認定制度を創設、運営する。(SDGs9) - ➣認定プロセスにおいて遠隔審査やオンライン申請を導入し、ペーパーレス化を推進する。(SDGs12)
- ➣公的な認定機関として、トップマネジメントのもとガバナンスの確立、リスクマネジメントの実施等、
ISO/IEC 17011に基づいた運営を行う。(SDGs16) - ➣ILAC MRA、IAF MLAへの署名やJAC(日本認定機関協議会)への参加を通じて、国内外認定機関同士
のパートナーシップを強化する。(SDGs17)
認定事業者とSDGs
IAJapan認定事業者は、以下のSDGs目標に貢献しています。
《活動の一例》
- ➣認定事業者により試験・校正等の信頼性が保たれることで、製品の品質の信頼性を確保する、様々な分野に対す
る持続可能かつ強靱なインフラとして機能し、経済成長を支える。(SDGs8、SDGs9) - ➣認定事業者として適切な試験・校正等を行うことにより、様々な分野の持続可能な生産消費形態の確保を行う。(SDGs12)
- ➣認定事業者として、ラボラトリマネジメントやトップマネジメントのもとガバナンスの確立、リスクマネジメン
トの実施等、対応する国際規格に基づいた運営を行う。(SDGs16) - ➣MRA対応認定事業者として海外にも等しく通用する試験・校正等を行い、国際間の公平な取引に貢献する。(SDGs17)
ここで挙げた5つの目標は、全ての認定事業者に共通する内容です。認定事業者が対象とする産業分野は非常に幅広く、全体としてはほぼ全てのSDGs目標を網羅していると言えます。詳細は、以下《IAJapanの取り組み事例》《認定の活用事例とSDGs》にて紹介します。
※ IAJapan認定事業者へのご案内
SDGs活動への取り組みを紹介させて頂きます。以下より情報をお寄せください。
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認定の活用事例とSDGs
IAJapan認定事業者による試験・校正等の結果は、ユーザーにより様々な分野で活用されています。
ここでは事例毎に関連するSDGs目標を紹介します。
- ●JCSS
JCSS等の利用・活用事例について - ●JNLA(準備中)
- ●ASNITE
SDGsに貢献する認定制度(テキスタイルエクスチェンジ)の紹介動画
関連情報
ILAC、IAFでは、2021年の「世界認定推進の日」のテーマを「認定が支えるSDGsの実践」とし、認定とSDGsに関する情報を紹介しています。
また、ILAC等の関連機関が運営するINetQI(International Network on Quality Infrastructure)のWEBサイトにて、認定の活用事例毎のSDGs目標との関連が紹介されています。(英語サイトのみ)
NITEとしてもSDGsへの取り組みを行っています。
本サイトの情報は、2021年度NITE講座(2021年9月6日開催)にて概要を紹介しています。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター 計量認定課 JCSS担当
-
TEL:03-3481-8242
FAX:03-3481-1937
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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