適合性認定

IAF相互承認取決め

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IAF相互承認取決め(MLA: Multilateral Recognition Arrangement )

概要

相互承認取決め(以下単に「MLA」という。)は、認定された認証機関が発行する認証書が国際間取引においても有効なものとして流通し、不要な二重検査を排除することにより、円滑な貿易を促進する目的で、認証機関の認定に係る国際的専門機関であるIAFにおいて、近年その取り組みが行われています。このMLAは、署名した認定機関が相互に認定の質を同等と認めていることを意味するものであり、MLAの署名により認定の信頼性が国際的に高まり、ひいては、認定された認証機関が発行する認証書の国際的な受入れの可能性が高まります。

認定機関がMLAに署名するためには、相互承認運営委員会により指名された評価チームによる厳格な評価(Peer Evaluation)を受け、認定機関に要求される国際規格への適合及び署名したい認定スコープにおける認定の実施能力を有していることが実証される必要があります。また、MLA署名後にも、定期的な評価が行われ、MLA署名機関としての継続的な適合が確認されます。

IAJapanは現在、IAFのMLAに署名しています。IAJapanが運営する認定プログラムの内、MLAに対応する製品認証機関の認定プログラムの認定を受けた認証機関が発行する認証書は、海外においても受け入れられる可能性が高いといえます。

IAF/MLA認定対象スコープ(2021/3/31現在)



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IAF (International Accreditation Forum: 国際認定フォーラム)について

1.概要

IAFは、認定された認証機関の国際的な相互受入れを促進することを目的として、1993年に会議体として活動を開始し、1998年に米国デラウエア州での非営利法人としての正式登録がされました。

1998年には、品質マネジメントシステムについて、認定機関が相互の認定の同等性を認め合う相互承認取決(MLA: Multilateral Recognition Arrangement)に17国・地域16機関が署名し(日本からはJAB: 公益財団法人日本適合性認定協会が署名)、その後、日本からはIAJapan(独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター)及びISMS-AC(一般社団法人情報マネジメントシステム認定センター)が相互承認取決めに署名しています。

なお、相互承認取決に署名するためには相互承認委員会による承認を得る必要があります。

詳細は、IAFのホームページをご覧下さい。

2.組織

メンバーシップは正会員、準会員及び関係機関に分かれており、最高意志決定機関としての総会(年1回)、組織運営に係る重要案件を処理する執行委員会、相互承認加盟の審議を行う相互承認運営委員会、相互承認条件等の審議を行う相互承認委員会、国際規格改正時の移行方針各分野で必要な文書の制改定の審議を行う専門委員会及びその他の委員会から成り、専門委員会の下には、個別分野における課題を検討するために常設で作業グループ(WG)が設置され、また、個別案件ごとには時限的に活動を行うタスクフォース(TF)が設置されています。

詳細は、IAFのホームページをご覧下さい。

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