認定センターよくあるお問い合わせ(FAQ)(その他)
Q 自己適合宣言について教えてほしい。
自己適合宣言とは正式には「供給者の宣言」と呼ばれ「供給者(自身)が製品、プロセス又はサービスが規定要求事項に適合しているという文書による保証を与える手順」であり、この手続きについてはISO/IEC 17050(JIS Q 17050として制定済み)「供給者による適合の宣言に関する一般基準」という指針文書があります。この文書では、ある規格・基準への適合を供給者宣言する場合には、第1者(自分自身)、第2者(取引先等)又は第3者のいずれかによる試験又は評価に基づき、適切なデータに基づいて行われるべきことが求められています。例えば、この自己適合宣言のためのデータに認定事業者の試験・校正結果を利用すれば、より一層信頼感が増すことになります。
Q JCSS、JNLA等の一般要求事項の文書の中に、「製品認証を暗示するような認定の引用をしない」旨の要求事項がありますが、どのようなことが想定されますか。
これはISO/IEC 17011から要求されているもので、適合性評価制度においては試験所・校正機関認定制度と製品認証制度は全く違うものなので、それらを混同しないように制度を運営する必要があります。例えば、製品に認定シンボルを貼るなど、その製品があたかも認証を受けていると誤解されるようなことをしないということです。
Q 審査チームはどのようなメンバーで編成されますか。
IAJapanは、申請範囲の審査に適した1名以上の審査員と、必要に応じて、予め資格認定された者の中から選定した技術専門家から審査チームを編成し、そのうちの1名をチームリーダーとしています。審査チームは、独立行政法人製品評価技術基盤機構の職員又は外部の審査員及び技術専門家から構成され、審査チームの編成とともに事業者に通知します。事業者は編成された審査チームに対して、利害対立や技術的な面で審査の公正性を欠くおそれがある等の正当な理由がある場合には、IAJapanに異議を申し立てることができます。
異議の申し立てがあった場合、IAJapanは申請範囲等を考慮しチーム編成を行っているため、正当な理由が示されない限り、審査メンバーの変更は認めていません。しかし、事業者と審査員又は技術専門家との間の現在及び将来的に想定される経営上の利害衝突等が確認される場合には、変更を検討いたします。
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