発火事故原因究明マニュアル
製品評価技術基盤機構(NITE)では、事故情報に基づき事故の未然防止・再発防止の観点から事故調査・原因究明のためのテストを実施しているほか、そうした事故調査や事故原因究明に必要となる、強度解析分野、家電製品の発火・燃焼分野等での原因究明技術の開発を行っています。
以下の家電製品の発火事故原因究明に係るマニュアル、データ集等は、元々、冊子のみ作成していましたが、ご要望のお問い合わせも多いことから、この度NITEホームページ上に掲載しました。無償でダウンロードできますので、ご自由に利用してください。
「家電製品の発火事故原因究明マニュアル」を改訂しました。(平成22年3月31日)
家電製品の発火事故原因究明マニュアル2010
NITEでは、大学及び企業等の専門家の助言を得て、家電製品の発火・燃焼事故の原因を究明する際に必要となる技術等の開発を実施しています。
本マニュアルは、平成17年8月に公表した「家電製品の発火事故原因究明マニュアルⅡ」および平成18年9月に公表した「電源コード一・二次痕識別のための短絡痕生成温度推定手法(改訂版)」の2つのマニュアルを再整理し、リニューアルしたものです。
製品事故の再発・未然防止のための原因究明の際に、関係機関等において技術参考資料としてご活用ください。
目次
第Ⅰ章 | 電源コードの一・二次痕識別のための短絡痕生成温度推定手法 |
第Ⅱ章 | プラグ・コンセントの痕跡による発火箇所探索手法 |
第Ⅲ章 | コネクタの痕跡による発火箇所探索手法 |
第Ⅳ章 | ポリ塩化ビニル絶縁樹脂炭素化物による発火箇所探索手法 |
技術資料1 | プラグ・コンセントの発熱要因推定手法 |
技術資料2 | コネクタの発熱要因推定手法 |
技術資料3 | 火災後の塗装鋼板に残存する痕跡の識別 |
電線の一・二次被熱条件別サンプル集
本サンプル集は、火災現場などでも焼け残ることが多い電線に着目し、こうした焼損電線の観察及び解析を行う際の参考資料として作成したものです。
実験的に被熱条件を与えて痕跡サンプルを作製し、その特徴を抽出、整理するとともに、痕跡写真をサンプル作製条件と併せて掲載しています。
製品事故の再発・未然防止のための原因究明の際に、技術参考資料としてご活用ください。
- 目次
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- 本文
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- 1.適用範囲
- 2.用語及び定義
- 3.痕跡の区分、記号、種類及び特徴
- 4.痕跡サンプル写真集
- 5.痕跡サンプルの作製方法及び解析結果
- 6.参照方法
- 7.痕跡サンプル写真集の見方
- 附属資料1
- 痕跡サンプル写真集
- 附属資料2
- 痕跡サンプルの作製方法及び解析結果
- 1.試料
- 2.作製方法
- 3.解析方法
- 4.解析結果
- 5.まとめ
発火事故原因究明マニュアルにあるページ一覧
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