みんなで考えよう!高齢者の事故 ~溝・隙間・点火に注意 死亡事故も発生しています~
本件の概要
- 発表日:
- 令和6年9月10日(火曜日)
- 発表資料:
- みんなで考えよう!高齢者の事故
~溝・隙間・点火に注意 死亡事故も発生しています~ - 映像資料:
- 電動車いす「11.側溝で脱輪」
- 資料の概要:
- 今年の敬老の日は9月16日。ご高齢の方とふれあう機会も増えるかと思います。独立行政法人製品評価技術基盤機構構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、高齢者※1の事故を防ぐために事故が発生しやすい状況を3例紹介し、注意を呼びかけます。
今回ご紹介するのは
・電動車いすで「側溝のある歩道を走行する」「線路の溝や砂利部(バラスト)がある踏切を走行する」など“溝”がある状況(脱輪事故)。
・「ベッドとフレームの間に隙間のある介護ベッド」「背もたれと肘掛けの間に隙間のあるポータブルトイレ」など介護用品に“隙間”がある状況(身体の挟み込みの事故)。
・「調理中にガスこんろの奥にあるものを取ろうとする」「火が消えていないライターをポケットやかばんに入れる」など“点火”する製品を扱う状況(着衣着火の事故)。
の事故が発生しやすい状況3例です。
高齢者の事故を未然に防ぐため、敬老の日を契機に、利用者ご本人・ご家族・ご近所・介護をする方などまわりの方も一緒に、高齢者の生活環境に潜む危険について今一度確認して事故を未然に防ぎましょう。
■溝・・・電動車いすで気を付けるポイント
○利用する道路環境をご家族や介助者等と一緒にあらかじめ確認する。【ご本人・ご家族等】※3
○乗車前点検、定期点検を行う。【ご本人】
■隙間・・・介護ベッド・ポータブルトイレ等の挟み込みで気を付けるポイント
○使用している製品がリコール対象か、古い安全基準の製品ではないか確認する。【ご家族等】
○フレームや肘掛け・手すり等に危ない隙間がないか確認する。【ご家族等】
■点火・・・ガスこんろ・ライターで気を付けるポイント
○ガス火の青色が見えづらくなっているため、近づきすぎないように環境を整える。【ご本人・ご家族等】
○使用後に火が完全に消火したことを確認する。【利用者本人】
(※1)本資料では、内閣府の高齢社会白書の定義に合わせて65歳以上を高齢者としています。
(※2)画像出典:公益財団法人テクノエイド協会「福祉用具ヒヤリハット事例集」https://www.techno-aids.or.jp/hiyari/jirei.html
(※3)【】内は主に確認してほしい方となります。
発表資料
映像資料
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電動車いす
- 電動車いす「9.踏切事故(ハンドル型)」
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介護ベッド
- 介護ベッド「4.隙間に挟まる」
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ガスこんろ
- ガスこんろ「11.着衣着火2」
関連リンク
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お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
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TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図