製品安全

「低価格・高リスク」の非純正バッテリーに注意
~建物が全焼に至った火災も~

sdg_icon_04 sdg_icon_12

本件の概要

発表日:
令和6年6月27日(木曜日)
発表資料:
「低価格・高リスク」の非純正バッテリーに注意
~建物が全焼に至った火災も~
映像資料:
バッテリーパック「3.電動アシスト自転車の非純正バッテリーが発火」
資料の概要:
 近年、繰り返し充電して使用できる「リチウムイオン電池搭載製品」は、私たちの生活に欠かせないものとして普及が進んでいます。その一方で、安価で入手しやすい「非純正バッテリー」で火災を伴う事故が多く発生しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、「非純正バッテリー」に潜むリスクを伝え、注意喚起します。
電動アシスト自転車用非純正バッテリーから発火する様子(再現イメージ映像)
電動アシスト自転車用非純正バッテリーから発火する様子(再現イメージ映像)
(※資料中の全ての画像は実際の事故とは関係ありません。)

 2014年から2023年までの10年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1では、「非純正バッテリーによる事故※2」は235件ありました。事故のほとんどが火災事故(235件中227件)に発展し、中には建物が全焼する事故も発生しています。

 バッテリーには可燃性の電解液が含まれており、一度発火すると大きな火災に発展するおそれがあります。事故のリスクを減らすには、安全保護装置の適切な設計や品質管理等が不可欠ですが、非純正バッテリーの中には、安全対策や品質管理が不十分で事故のリスクが高いものがあります。また、事故発生後に事業者の補償を受けられない、事業者と連絡が取れないなどの事態も発生しています。

 非純正バッテリーは純正品に比べて“低価格”のものも多いですが、これらの中には“高リスク”のものが潜んでいることを認識しましょう。

■非純正バッテリーが抱えるリスクについて理解する
○設計に問題があり、異常発生時に安全保護装置が作動しない場合がある。
○品質管理が不十分で、通常の使用であっても事故に至る場合がある。
○事故が発生した際に、事業者の対応や補償を受けられない場合がある。
  • (※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。
  • (※2)非純正バッテリーの関与が確認されたものだけでなく、状況証拠から関与が疑われるものも含みます。

発表資料

映像資料

ページトップへ

関連リンク

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe ReaderはダウンロードページGet ADOBE READERよりダウンロードできます。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図