夏に急増するのは熱中症だけではありません!
~エアコン・扇風機の火災事故に注意~
本件の概要
- 発表日:
- 令和5年5月25日(木曜日)
- 発表資料:
- 夏に急増するのは熱中症だけではありません!
~エアコン・扇風機の火災事故に注意~ - 映像資料:
- 【せいあんちゃんねる】「エアコンでやってはいけないこと3選」
- 資料の概要:
- 夏の時期に活躍するエアコン※1や扇風機※2ですが、使用頻度の増加に伴い事故が多く発生しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は、夏に向けてエアコン及び扇風機の使用について気を付けるポイントをお知らせします。
図1 2018年度から2022年度に発生したエアコン・扇風機の 内部部品の経年劣化
月別事故発生件数 により発火する扇風
機の再現映像 -
NITEに通知された製品事故情報※3において、エアコン及び扇風機の事故は2018年度から2022年度の 5 年間に合計409件 (エアコン:343件、扇風機:66件)あり、その約半数に当たる186件が6月から8月の夏期にかけて発生しています。さらに、事故のほとんどが火災事故となっており、注意が必要です。
夏の時期は熱中症対策として、エアコンや扇風機といった室温や体温を下げる効果のある製品を活用することは大変有効ですが、急激に使用頻度が増加するため、製品にとっても過酷な季節です。特に、古い製品やリコール対象製品、あるいは施工に問題を抱えている場合は、これまで正常に使えていたとしても酷使や経年劣化により事故のリスクが高まります。
いざ夏本番にエアコンや扇風機が原因で火災事故等に遭ったりしないよう、本格的な暑さを迎える前に気を付けるポイントをしっかりと確認し、快適な夏を過ごしましょう。
■エアコンの気を付けるポイント
○不具合(水漏れ・異音や異臭がする・エラー表示が出る・意図せず停止する)がないか点検する。
○取り付け・取り外し・内部洗浄といった工事や作業は、専門の知識や資格を有する業者に依頼する。
■扇風機の気を付けるポイント
○不具合(動きが悪い・異音や異臭がする・モーター部分が異常に熱い)がないか点検する。
○使用しないときは電源プラグをコンセントから抜く。
■エアコン・扇風機共通の気を付けるポイント
○点検の結果、少しでも異常がある場合には使用を中止し、専門の知識や資格を有する業者に点検を依頼する。
○使用している製品がリコール対象ではないか確認し、該当製品の場合は使用を中止し、事業者に連絡する。 -
- (※1)ルームエアコン(室外機、室内機いずれも含みます)。
- (※2)サーキュレーターや電気冷温風機、電源がソーラー発電・乾電池・USB端子により給電するもの(携帯用扇風機など)は除きます。
- (※3)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。
発表資料
映像資料
- エアコン
- エアコン「2.ねじり接続で発火
- エアコン「3.途中接続で発火」
- エアコン「4.内部に洗浄液がかかりトラッキング現象で発火」
- 扇風機
- 扇風機「4.就寝中に発火」
- 扇風機「5.内部配線の劣化により発火」
地方版
関連リンク
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お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図