製品安全

エアコンの早期点検で快適な夏を過ごしましょう
~熱中症予防や事故防止に今がチャンス!~

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本件の概要

発表日:
令和3年5月27日(木)
発表資料:
エアコンの早期点検で快適な夏を過ごしましょう~熱中症予防や事故防止に今がチャンス!~
資料の概要:
  近年、家庭用ルームエアコン(以下「エアコン」という。)の需要が高まっています。2020年度には、国内出荷台数が1千万台を超えるなど買い替えや普及が進んでおり※1、昨今のコロナ禍において、テレワークや外出自粛要請などでおうち時間が増加し、今後もエアコンの需要が増すことが予想されます。NITEが収集した情報では、2011年度から2020年度までの10年間におけるエアコン(室内機・室外機)の事故は742件であり(別紙参照)、使用する機会が増える夏場に多く発生する傾向にあります。その中には製品の故障や電源コードの途中接続、誤った方法での洗浄により発生した事故がありました。故障による事故は、使用前や異常な症状が出た時に点検を行えば防ぐことができた可能性があります。また、近年、国内の平均気温の上昇に伴い、熱中症で搬送される人数は増加傾向にあり、その対策に官民一体となって取り組んでいるところです。
 エアコンが使えない状況下では熱中症に至るおそれが高まります。熱中症対策としてエアコンを活用するためにも、エアコンシーズン前の試運転(動作確認)や点検が大切です。
 エアコンの点検・修理・工事依頼は夏場に集中します。比較的空いているこの時期に、お持ちのエアコンが正常に動作することを確認しておき、熱中症や事故のリスクを低減することで、快適で安全な夏を迎えましょう。2021年5月挿絵002

■エアコン試運転と点検のポイント※3

  • ●電源プラグや室内機のフィルターにほこりがたまっていないか、室外機の上や前に物を置いていないか確認し、清掃や片付けをしましょう。
  • ●冷房運転で冷風が出るかどうか、(設定可能な)最低温度に設定し、そのまま10分間試運転して確認しましょう。
  • ●さらに30分ほど運転して以下のような異常がないか確認しましょう。
    ☑室内機から水漏れする
    ☑普段とは違った、異音・異臭がする(室内機及び室外機)
    ☑エラー表示が出る、運転が意図せず停止する
  • ●冷風が出なかったり異常が確認されたりした場合には、販売店やメーカーに相談し、必要に応じて点検を受けましょう。

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独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
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