おうちキャンプを楽しく安全に
~使い方・捨て方・選び方~
本件の概要
- 発表日:
- 令和2年8月27日(木)
- 発表資料:
- おうちキャンプを楽しく安全に~使い方・捨て方・選び方~
- 映像資料:
- ガストーチ「1.取付不良で漏れたガスに引火」
ガストーチ「2.傾け使用による異常燃焼」
消毒液「1.使用後に火気に近づいて引火」
着火剤「1.つぎ足しでやけど」 - 資料の概要:
- 8月も下旬となり秋が近づいてきました。近年はキャンプが人気を博しています。特に今年は新型コロナウイルスにより、自宅で過ごしながら楽しむ工夫として、屋内やベランダなどでキャンプ気分を味わう”おうちキャンプ”が注目されています。しかしキャンプに使用される製品(以下、キャンプ用品という)の取り扱いを間違えると火災や重篤なけがを負うおそれがあります。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1において、キャンプ用品※2の事故は2015年度から2019年度の5年間に合計183件発生し、うち火災が122件、死亡事故が7件です。
毎年、ガスカートリッジに関する事故が発生しています。2019年度までの5年間ではカートリッジガスこんろの事故がキャンプ用品の事故では最も多く、65件発生しています。ガスカートリッジと機器との接続不良や、加熱による破裂・引火などで事故が発生しています。
また、カセットボンベなどのガスカートリッジを使用する際は廃棄方法に注意をしてください。中にガスが残ったまま廃棄すると、ごみ収集車やごみ処理場などで火災が発生するおそれがあります。
その他、リコール対象製品による事故も発生しているため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。
- ■事故事例
- ○ベランダで2口のカートリッジガスこんろを使用中、使用者がガスカートリッジの接続部を破損したことでガスが漏れ、滞留したガスにバーナーの炎が引火する事故が発生した。【2019年5月、京都府、製品破損】
- ○ガストーチにガスカートリッジをずれた状態で取り付けたため、ガストーチとガスカートリッジの隙間からガスが漏れ、点火する際の火花が引火する事故が発生した。【2018年8月、福岡県、軽傷】
- ○物置小屋で携帯発電機を使用した際、十分な換気がない場所であったため、排気ガスにより屋内の一酸化炭素濃度が上昇し、一酸化炭素中毒に至る事故が発生した。【2015年12月、群馬県、死亡】
- □気をつけるポイント
- ○ガス機器にガスカートリッジを装着する場合は、取扱説明書の指示に従い正しく装着してください。
- ○携帯発電機は換気の悪い場所で使用した場合、一酸化炭素中毒により死亡事故や重篤な障害に至るおそれがあります。十分に換気の行える場所で使用してください。
- ○リコール製品による事故が発生しているため、お手持ちの製品がリコール製品かどうか確認してください。
-
- (※1) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
- (※2) キャンプの際に使用される機会の多い製品(カートリッジガスこんろ、ガストーチ、携帯発電機など)を対象としている。
発表資料
映像資料
- カートリッジガスこんろ
- 1.直結型カートリッジガスこんろの破裂
- カセットこんろ
- 3.カセットこんろのガス漏れ
- 5.カセットこんろで炭火おこし
- カセットボンベ
- 1.ごみ収集車で発火
- スプレー
- 2.冷却スプレー使用後、シャツに着火
- 炭
- 1.湿った炭がはぜる
地方版
関連リンク
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お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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