石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故、5年間で57人死亡
~給油時は、細心の注意を払いましょう~
本件の概要
- 発表日:
- 令和元年11月28日(木)
- 発表資料:
- 石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故、5年間で57人死亡~給油時は、細心の注意を払いましょう~【PDF】
- 映像資料:
- 電気ストーブ「3.ふとんの接触」
- 資料の概要:
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気温が下がり、ストーブなどの暖房器具※1を使用する機会が増えてきています。NITEでは、これら暖房器具の事故の多くが火災に至り、死亡や重傷につながることから注意喚起します。
2014年度から2018年度の5年間にNITE(ナイト)に通知のあった製品事故情報※2では、暖房器具の事故は合計965件※3ありました。そのうち火災事故が75%(726件)を占めています。これらの事故は、10月から増え始め1月にピークを迎えます。
人的被害の発生状況をみると、死亡事故は92件(108人)発生しています。被害者数は年代が上がるにつれて増加し、死亡事故では60歳以上が73%(79人)を占めています。
製品別の発生状況をみると、石油ストーブ・石油ファンヒーターは95%(337件中321件)が火災になっており、他の製品より火災の発生割合が高くなっています。そのうち、35%(119件)が全焼になっています。また人的被害は、108件と暖房器具の中で最も多く発生し、死亡事故は50件(57人)となっています。
特に、人的被害の多かった石油ストーブ・石油ファンヒーターの事例を紹介します。
死亡事故では、ストーブへの給油時に灯油がこぼれて火災になったり、間違えて給油したガソリンに引火したり、使用中に可燃物が接触して発火する事故が発生しています。
石油ストーブ・石油ファンヒーターによる住宅の全焼や死亡事故の多くは、使い方が原因で発生しています。
空気が乾燥して火災になりやすい冬場を迎えている中、以下のポイントに注意し、石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故を未然に防ぎましょう。 - ■石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故を防ぐポイント
- ○給油する前に必ず消火する。給油後は、給油口キャップをしっかりと締め、灯油が漏れないことを確認してから本体にセットする。
- ○灯油は灯油用ポリエチレンかん(以下、「ポリタンク」という。)などの専用容器に入れ、ガソリンと別の場所で保管する、ラベル表示で区別するなど、誤給油を防ぐための対策を徹底する。
- ○周囲に可燃物などを置かない。特に衣類などを乾かさない。
- ○就寝する前に必ず消火し、完全に消えたことを確認する。
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- (※1) 本資料で対象とする製品は本文資料【PDF】の2ページを参照。
- (※2) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事
故やヒヤリハット情報(被害なし)を含める。 - (※3) 重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
発表資料
映像資料
- ガスストーブ
- カセットボンベ式ガスストーブ
- こたつ
- 石油ストーブ
- 電気カーペット
- 電気ストーブ
- ファンヒーター
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