【製安プレスリリース】ガス・石油暖房機器の誤使用による火災事故にご注意ください
公表日
平成27年12月25日
本件の概要
報道発表資料
- 発表日:
- 平成27年12月25日(金)
- タイトル:
- ガス・石油暖房機器の誤使用による火災事故にご注意ください
- 発表者名:
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
- 資料の概要:
- 本格的な冬を迎え、多くのご家庭でガス・石油暖房機器を使用する機会が増える季節ですが、使用の増加に伴い、事故も多く発生しています。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1において、ガス・石油暖房機器※2による事故は、平成22年度から平成26年度までの5年間に合計547件※3ありました。
製品別の内訳は、石油ストーブが301件と最も多く発生しており、次いで石油温風暖房機162件、ガス温風暖房機36件、ガスストーブ24件、その他ガス・石油暖房機器24件となっています。
被害状況を見ると、死亡事故53件、重傷事故27件、軽傷事故106件、拡大被害※4 241件、製品破損等120件となっており、特に高齢者の死亡・重傷といった重篤な事故が多く発生しています。
事故の原因としては、誤使用や不注意によるものが最も多く、原因が判明している335件のうち157件(46.9%)を占めています。
また、ガス・石油暖房機器による事故では火災を伴うものが非常に多く、413件(75.5%)発生しています。 - ■ 主な事故事例
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- 消火しないまま石油ストーブの給油を行い、カートリッジタンクのふたの締め方が不十分だったため、灯油が漏れて住宅を全焼する火災が発生し、1人が死亡した。
- 石油ストーブの周囲で洗濯物を干していたところ、洗濯物が落下してストーブに接触し、発火して周囲を焼損した。
- ガス温風暖房機のガス接続口に、機器専用のガスコードではなく、ガス用ゴム管を使用したため、接続部からガス漏れが生じて発火し、1人が軽傷を負った。
- ガス・石油暖房機器による事故を防ぐためには、「石油暖房機器の給油時は必ず消火する」「給油時にはカートリッジタンクのふたがしっかり締まっていることを確認する」「ガス暖房機器には適切なガス接続具を用いて正しく接続する」「周囲に可燃物(衣類、布団等)や、可燃性ガスを含むスプレー缶等を置かない」などの注意が必要です。
また、リコール対象製品による事故も発生していますので、お使いの製品がリコール対象となっていないかご確認ください。
- ガス・石油暖房機器を使用する機会が増える時期に際して、今一度製品の正しい使い方を確認し、事故を未然に防止するため、注意喚起を行うこととしました。
- (※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
- (※2)石油ストーブ、石油温風暖房機器、その他石油暖房機器(石油温水暖房機、石油暖房専用熱源機、油だき温水ボイラ)、ガスストーブ(カセットこんろ用ガスボンベ式ストーブを含む)、ガス温風暖房機、ガス温水暖房機。
- (※3)平成27年11月30日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
- (※4)製品本体のみの被害にとどまらず、周囲の製品や建物などにも被害を及ぼすこと。
発表資料
関連リンク
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
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