製品安全

除雪機の事故の防止について(注意喚起)

NITE(ナイト:独立行政法人製品評価技術基盤機構、理事長:安井 至)は、別添のとおり除雪機の事故防止について記者説明会を行いました。

公表日

平成23年11月10日

本件の概要

報道発表資料

発表日:
平成23年11月10日(木)
タイトル:
除雪機の事故の防止について(注意喚起)
発表者名:
製品安全センター
資料の概要:

NITE(ナイト:独立行政法人製品評価技術基盤機構、理事長:安井至、本部:東京都渋谷区)製品安全センターに通知された製品事故情報のうち、除雪機の事故は、平成18年度から平成22年度の5年間に31件ありました。(※1)被害の状況は、死亡事故が12件(死亡者12人)、重傷事故が9件(重傷者9人)でした。

NITEの収集した除雪機による事故31件のうち、誤使用や不注意が原因の事故が、21件で68%を占めています。現象別にみると、「使用者が安全装置(※2)を無効化し、巻き込まれたもの」が最も多い9件で、「運転操作を誤り除雪機と壁等との間に挟まれたもの」が4件発生しています。
また、除雪機を操作中に、近くで遊んでいた子どもが巻き込まれる事故も2件起きています。

除雪機による事故は、雪の多い北海道、東北、信越で多く発生しています。使用者が安全装置を無効化するなど、誤った取り扱いや雪道での転倒が事故の主な原因となっており、事故が発生すると被害が重篤になる傾向があります。
消費者に事故の内容を理解していただき、誤った使用をなくし、事故を防止するために注意喚起をすることが必要と考え、記者説明会を開催しますので、ご案内します。

  1. (※1)平成23年9月30日現在、重複、対象外情報を除いた件数
  2. (※2)安全装置
    1. ①デッドマンクラッチ:使用者が操作ハンドルから手を離した状態では、エンジンは停止しないが、作業用クラッチ及び走行クラッチはOFF状態にあるため回転部及び走行が停止する機構。
    2. ②非常停止スイッチ:使用者と除雪機の間をコード等で結び、コードの長さ以上に離れるとコードが外れてエンジンが停止し、さらに回転部及び走行が停止する機構。

事故情報データーベースへ

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe ReaderはダウンロードページGet ADOBE READERよりダウンロードできます。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図