石油ふろがま、石油給湯機及びまき兼用機器について(注意喚起)
NITE(ナイト:独立行政法人製品評価技術基盤機構、理事長:安井 至)は、別添のとおり石油ふろがま、石油給湯機及びまき兼用機器の事故の防止について記者説明会を行いました。
公表日
平成22年10月28日
本件の概要
報道発表資料
- 発表日:
- 平成22年10月28日(木)
- タイトル:
- 石油ふろがま、石油給湯機及びまき兼用機器の事故の防止について(注意喚起)
- 発表者名:
- 製品安全センター
- 資料の概要:
-
NITE製品安全センターに通知された製品事故情報のうち、「石油ふろがま」、「石油給湯機」、「まき兼用機器」(※1)による事故は、平成17年度から平成21年度の5年間に663件ありました。(※2)死亡事故が10件、重傷事故が6件、「一室以上の火災」が159件でした。
品目別にみると、「石油ふろがま」の事故が119件あり、死亡事故が2件、重傷事故が2件、「一室以上の火災」が55件でした。事故の現象別にみると、「空焚きによる発火、火災」27件、「業者による工事、修理、又は輸送中の取扱い等に問題があったと考えられるもの」18件、「接続不良やメンテナンス不足など、使用状態に問題があったと考えられる発火、火災」10件など消費者の誤った取り扱いや不注意によると考えられるものが多くみられました。
「石油給湯機」の事故は433件あり、死亡事故が1件、重傷事故が4件、「一室以上の火災」が30件でした。事故の現象別にみると、「Oリング劣化し、燃料漏れが起きたことによる発火」123件、「電磁ポンプパッキンの押さえ板の組み付け不良で、燃料が漏れが起きたことによる発火」73件、「その他の設計不良や品質管理不十分による発火・火災」53件など設計上に問題があったと考えられるものが多くありました。
また、「まき兼用機器」による事故は111件あり、死亡事故が7件、「一室以上の火災」が74件でした。事故の現象別にみると、「焚き口の開放状態での使用による火災」29件、「残り火や灰の不始末による火災」9件、「接続不良やメンテナンス不足など、使用状態に問題があったと考えられる発火、火災」7件など、消費者の誤った取り扱いや不注意によると考えられるものが多くありました。
「石油ふろがま」、「石油給湯機」、「まき兼用機器」による事故は、10月以降に多く発生すると考えられることから、消費者に事故の内容を理解していただき、正しい使用によって事故を防止するとともに、経年劣化等による事故の防止やリコール対象製品の確認を促すため、注意喚起することとしました。- (※1)まき兼用機器: まき兼用石油ふろがま、まき兼用石油給湯機、まき兼用石油ふろがま給湯機など、まきが使用できる機器を示す。
- (※2)平成22年10月1日現在、重複、対象外情報を除いた件数。
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お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
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TEL:06-6612-2066
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