製品安全

Vol.190  4月 9日号「電気洗濯乾燥機による事故」

 ■■■◆                          2013.4.9 VOL.190
 ■    ◆========= PSマガジン(製品安全情報マガジン)========== 
 ■■■◆             製品安全についての情報をお届けします。
 ■   ■■■                         (第2・4火曜日発行)
 ■    ■               <等幅フォントでご覧ください>
        ■■  ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・
         ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
      ■■■  製品安全センター
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 新年度が始まりました。入学や就職などで新たな生活が始まり、家電製品を
購入しようと考えている人も多いと思います。今回は生活必需品の一つである
電気洗濯乾燥機の事故をご紹介します。NITEからのお知らせでは、当機構
における法定講習業務終了のお知らせ、事故情報収集制度における事故情報の
調査結果、「リコールなど注意を呼びかけています」の注意喚起ちらしの追加
などを掲載します。
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               項目一覧 
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1.製品事故収集情報
  ・電気洗濯乾燥機による事故
  ・消費生活用製品の事故情報収集状況
     (3月19日~4月2日受付234件)

2.社告・リコール情報(1件)

3.NITEからのお知らせ
  ・当機構における法定講習業務終了のお知らせ
    ・事故情報収集制度における事故情報の調査結果
   (H24年度第4四半期調査終了分)(1/2)
  ・「リコールなど注意を呼びかけています」の注意喚起ちらしの追加 
  ・「新生活 くらしに潜む危険etc.」の注意喚起リーフレットの追加

4.その他の製品安全情報
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

5.編集後記
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            1.製品事故収集情報
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  ◆◆◇       電気洗濯乾燥機による事故       ◇◆◆

  ◇今回は、電気洗濯乾燥機による注意していただきたい事故事例をご紹
   介します。  
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   
  (事例1)【指の巻き込まれによる事故】

     洗濯機に手を入れたら、洗濯物に指が巻き込まれて指を切断した。
     
   → 洗濯槽のブレーキが摩耗し故障した状態で使用し続けたことに加
     え、洗濯槽の回転が完全に停止していない状態と知りつつ洗濯槽
     に手を入れたことにより生じたものと推定されます。
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   
  (事例2)【防水性製品を洗濯したことによる事故】

     防水性の玄関マットを脱水中、電気洗濯機から大きな音がして洗
     濯機が破損し、壁が壊れた。

   → 防水性製品を洗濯したため、脱水時に回転が不安定となり、異常
     振動を引き起こしたものと推定されます。
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   
  (事例3)【油の酸化熱による自然発火】

     洗濯機で乾燥運転中、白煙が出て異臭がし、洗濯物が焼けた。

   → 油が付着した洗濯物を乾燥したため、油が酸化し、その際に発生
     した熱がこもり、自然発火に至ったものです。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ◇事例1のように、洗濯槽が完全に停止していない状態で手を入れると、
   指が衣類に巻き込まれ危険です。洗濯機の回転が完全に止まるまでは、
   絶対に中の洗濯物に触れないでください。
    
  ◇事例2のように、防水性製品を洗濯したため本体が破損する事故が起
   きています。寝袋、釣り用防寒具、自動車カバーなど防水性のあるも
   のは洗濯機で脱水しないでください。

  ◇事例3のように、油が付着したタオルや衣類は洗濯した後でも乾燥機
   で乾燥させないでください。酸化熱で自然発火するおそれがあります。
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  ◆◆◇    消費生活用製品の事故情報収集状況      ◇◆◆ 
         (3月19日~4月2日受付234件)
 
  NITEに通知のあった事故情報から、収集件数の多い製品を掲載しま
  す。

       製品名         (事故状況と件数)
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      1.電気ストーブ     (死亡等105件)
      2.ポット        (軽傷等15件)
      3.石油ストーブ      (重傷等7件)
        ガスふろがま     (火災等7件)
      5.電子レンジ      (火災等6件)
             
  電気ストーブの事故は温風吹き出し口が焦げた事故等で、ポットの事故
  はふたが本体から外れ、湯がこぼれて足に火傷を負った事故等です。
    
  ◇過去の受付事故情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html

  ◇調査が終了した事故情報の事故原因や再発防止措置などの検索 
   http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

  ■事業者、消費生活センター、地方自治体、病院等の皆さま、是非とも
   事故情報をご提供ください。事故の再発防止のために有効に活用させ
   ていただきます。
   http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版)
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            2.社告・リコール情報
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  ◆ヤンマー株式会社 「家庭用生ごみ処理機(再告知)」(新聞)
   (2013/3/28)

  当製品において、断熱材の材質が不適切な為、ヒーター部から断熱材に
  着火、製品より発火するおそれがあることが判明。(回収(無償交換:
  代替品))

 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2013032801
   
  ◇過去1年間の社告・リコール情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html 

  ◇社告・リコール情報の検索
   http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php
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           3.NITEからのお知らせ
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  ◆◆◇   当機構における法定講習業務終了のお知らせ   ◇◆◆
    
  当機構における「電気工事士講習」及び「ガス工事監督者講習」の業務
  は平成25年3月15日をもってすべて終了致しました。平成25年4
  月以降は経済産業大臣から新たに指定された指定講習機関において実施
  されますので、開催日程やお申込み方法などは各指定講習機関のホーム
  ページをご覧いただくか、又は電話等で各指定講習機関へ直接お問い合
  せください。

   http://www.nite.go.jp/jiko/lect
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    ◆◆◇事故情報収集制度における事故情報の調査結果について ◇◆◆
    (H24年度第4四半期調査終了分)(1/2)    

  NITEがこれまでに収集した事故情報に関し、調査、確認、評価を行
  った上で、平成24年度第4四半期中に結論を得たものについて、品目
  別に整理したものです。

   http://www.nite.go.jp/jiko/reports/H24/data/h24_4-4_1.pdf
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  ◆◆◇       注意喚起ちらしについて        ◇◆◆

  NITEで収集した事故情報を基に作成した注意喚起ちらしをホームペ
  ージに掲載しております。地域や社内回覧にご利用ください。

  注意喚起ちらしの追加
   ・「リコールなど注意を呼びかけています(No.44)」
    内容:乳幼児用押し車、液晶テレビなど
    http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/96_recall44.pdf

  ◇過去の注意喚起ちらしの情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/chirashi.html
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  ◆◆◇      注意喚起リーフレットについて      ◇◆◆

  NITEで収集した事故情報を基に、家庭内や季節別に発生した事故事
  例とその事故防止のポイントをわかりやすくまとめたリーフレットを作
  成しています。地域や社内回覧にご利用ください。

  注意喚起リーフレットの追加
   「新生活 くらしに潜む危険etc. 」
    内容:電子レンジ、ガスこんろ、自転車など
    http://www.nite.go.jp/jiko/leaflet/data/newlife2013.pdf
   
  ◇過去の注意喚起リーフレットの情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/leaflet/leaflet.html
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           4.その他の製品安全情報
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    ◆◆◇  消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆
                              消費者庁
  
  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告
  のあった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。
  
  04/05 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/130405kouhyou_1.pdf
  04/02 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/130402kouhyou_1.pdf
  03/29 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/130329kouhyou_3.pdf
  03/26 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/130326kouhyou_1.pdf
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              5.編集後記
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  私の部屋は冷蔵庫、本棚、PCラック、ベッドを置くと、ほぼスペー
  スがなくなります。ある意味では、手の届く範囲に生活必需品が全て
  あるので、暇な休日は全く動かず、怠惰な生活を送っています。製品
  安全の世界では、技術が進化し社会が成熟したことで、誰もが「安全
  であることが当たり前」と思うようになり、消費者の危険感知領域が
  狭くなっていると言われています。同様に便利な事は良い事ですが、
  それを当たり前と思っていてはいけないのでしょう。私の怠惰な休日
  も含め、生活習慣を改める時期が来たのかもしれません。
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  くらしの安全・安心のための総合誌「生活安全ジャーナル」のリンク
   http://www.nite.go.jp/jiko/journal/ 
  
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  紹介先のお知らせ、広報誌等への掲載を歓迎いたします。
  
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  欄へ掲載のご希望などがありましたら、以下のメールアドレスまでご
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          【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 
                  製品安全センター 製品安全調査課
                                    http://www.jiko.nite.go.jp/

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図