Vol.164  3月13日号「延長コードによる事故」
■■■◆ ■ ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== ■■■◆ PSマガジンは製品安全についての情報を ■ ■■■ お届けします。 (第2・4火曜日発行) ■ ■ <等幅フォントでご覧ください> ■■ ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・ ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト) ■■■ 製品安全センター 製品安全調査課 http://www.jiko.nite.go.jp/ ==================2012. 3.13 Vol.164 ================== 延長コードは、壁コンセントまで離れていたりや電気製品のコード短い時に 便利ですね。今回は、延長コードによる事故をご紹介しています。NITEか らのお知らせでは、「リコールなど注意を呼びかけています」の追加を掲載し ております。 ====================================================================== 目次 ====================================================================== 1.製品事故収集情報 ・延長コードによる事故 ・消費生活用製品の事故情報収集状況(2月22日~3月6日受付123件) 2.社告・リコール情報(4件) 3.NITEからのお知らせ ・注意喚起ちらし「リコールなど注意を呼びかけています」の追加 ・製品安全概論「製品安全対策の基礎知識」関西会場について 4.関係機関の製品安全情報 ・特集 消費者の安心・安全の確保 政府公報オンライン ・製品事故に遭わないために ・『第6回キッズデザイン賞』募集開始 ・iPod nano(第一世代)の製品事故に係るApple Japan合同会社(旧アップ ルジャパン株式会社)からの定期報告について 経済産業省 ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費者庁 ・誤使用による製品事故予防のリスクコミュニケーション製品安全シン ポジウム(東京)開催のご案内 NPO日本テクニカルデザイナーズ協会 ・R-Mapセミナー参加者募集 財団法人日本科学技術連盟 5.編集後記 =================================== 1.製品事故収集情報 =================================== ◆◆◇ 延長コードによる事故 ◇◆◆ ◇今回は、ご注意していただきたい延長コードによる事故事例をご紹介 します。 (事例1) 電子レンジを使用中に異臭がし、レンジを接続していた延長 コードが焦げました。 ---------------------------------------------------------------- → 延長コードは、差し込み口ごとにスイッチが付いているタイプで、 スイッチのすき間に液体が浸入したために接触不良が起こり、異常 発熱して焦げたものと推定されます。 (事例2) 延長コードを接続していた壁のコンセント付近から出火し、 壁面が焦げました。 ---------------------------------------------------------------- → 延長コードに定格電流を超える複数の電気製品を接続していたた め、延長コードの差し込みプラグが異常発熱し、断線・スパークが 生じて発火したものと推定されます。 ◇事例1のように、水など液体がコンセント内部に入ると、異常発熱し て発火することがありますので、コンセントに水がかからないよう にしてください。事例2のように、定格電流を超える電気製品を接続 すると延長コードが異常発熱して発火することがありますので、定 格電流を超えないようにしてください。 ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆ (2月22日~3月6日 受付123件) NITEに通知のあった事故の傾向をみるために、上記期間内で収集件数 の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中で す。 製品名 (事故状況と件数) ===================================================== 1.ガスふろがま (火災等9件) 2.照明器具 (火災等6件) 電気ストーブ (火災等6件) 4.ガスこんろ (火災等5件) 5.配線器具(延長コード等) (火災等4件) 石油ストーブ (火災等4件) ガスふろがまの事故は、点火操作を繰り返したところ、機器の一部が 変形した等の事故で、照明器具は、点灯操作を繰り返したところ、異音 とともに火花が生じた等の事故です。 最近1週間に受付をした事故情報について毎週金曜日に以下のNITEホーム ページで公表しています。 → http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html =================================== 2.社告・リコール情報 =================================== ◇株式会社マルマンプロダクツ「腕時計」(HP)(2012/3/6)(無償点検・修理) 当製品をきつめに装着するなどして、裏蓋とリュウズが同時に肌に長時間触 れた場合に、皮膚に炎症を起こす恐れがあることが判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2012030601.html ◇株式会社LIXIL(旧トステム株式会社)「住宅用サッシ (たてすべり出し窓、 よこすべり出し窓)」(HP)(2012/3/1)(無償点検・修理)当製品の一部におい て、ねじの締め付けが不十分な製品が混入し、窓を開閉する際に障子が落下 するおそれのあることが判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2012030101.html ◇pleasant(プレザント)「チャイルドトレーラー」(HP)(2012/2/22) (無償対策キット提供(トレーラー本体と牽引アーム分離防止用))当製品に おいて、Chariot(チャリオット)のチャイルドトレーラーを自転車 トレーラーとして使用するとき、特定の条件下ではごくまれに牽引アーム (サイクリングキット)がキャリヤーのVersaWingから外れる可能 性があることが判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2012022201.html ◇ジェックス株式会社「観賞魚用サーモスタット付ヒーター」(HP)(2012/2/14) (無償交換(安全装置付き製品))当製品において、温度コントロール部本体 からの発煙・発火事故に至る可能性がある事が判明。(2010年7月12日, 2010年12月24日にホームページ上で行った社告の再々社告) 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2012021401.html ■NITE社告・リコール情報のページ■ 【過去1年間の社告・リコール情報】 http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html 【社告・リコール情報の検索】 http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php =================================== 3.NITEからのお知らせ =================================== ◆◆◇ 注意喚起ちらしの追加について ◇◆◆ NITEで収集した事故情報を基に作成した注意喚起ちらしをホームページ に掲載しております。ダウンロードできますので、地域や社内回覧にご利 用ください。白黒印刷にも対応しております。 注意喚起ちらし追加 2012.3.13 リコールなど注意を呼びかけています(No.31) http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/66_recall31.pdf 内容: 電気ストーブ、住宅サッシ等 注意喚起ちらしのホームページ これまでのチラシがご覧いただけます。 http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/chirashi.html ◆◆◇ 製品安全概論 ◇◆◆ 「製品安全対策の基礎知識」関西会場のご案内 毎年行っております公開講座「製品安全対策の基礎知識」をただいま募 集中です。製品事故の現状と製品安全政策について、具体的事例に基づく 考察、今後の事故防止方策や政策のあり方などをテーマとして、NITE職員 が講義を行います。ぜひ、ご参加いただきますようお願いいたします。 【日 程】2012年4月13日~2012年7月27日毎週金曜日 18:00~20:00 (計15回)※開催日が休日の場合は開催しません。 シラバス http://www.nite.go.jp/jiko/kouza/2012SK441.pdf 【場 所】関西大学高槻ミューズキャンパス (最寄りJR高槻駅または阪急高槻市駅) 【定 員】70名 【受講料】無料 【募集期間】3月31日まで(先着定員になり次第締切ります) 【製品総合管理特論 お申し込み方法】 NITE募集ホームページ http://www.nite.go.jp/jiko/kouza/index2012.html NITEの募集ページから、お申し込みください。 =================================== 4.関係機関の製品安全情報 =================================== ◆◆◇ 特集 消費者の安心・安全の確保 ◇◆◆ 政府公報オンライン 商品やサービスなど消費生活全般に関わる問題から、消費者の安全・ 安心を守るために、さまざまな取り組みが行われています。 【詳細】 http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/201203/index.html ◆◆◇ 製品事故に遭わないために ◇◆◆ 経済産業省 製品事故に遭わないために、消費者の皆様に気を付けていただきたい ことを、最近の事故事例より紹介させて頂きます。今一度、家の中を点 検してみて下さい。 【詳細】 http://www.meti.go.jp/product_safety/consumer/defend.html 冬場の製品事故、自転車による製品事故を防ごう、 新規制に対応したライター、経年劣化事故を防ごう 等 ◆◆◇ 子ども視点の優れた製品・サービスを募集! ◇◆◆ ~『第6回キッズデザイン賞』募集開始~ 経済産業省(2011.3.12) 経済産業省では、キッズデザイン協議会(内閣府認証NPO)と連携して、 子どもを産み育てやすい生活環境の実現や、子どもの安全安心と健やかな 成長発達を目指す “キッズデザイン”の普及・推進に取り組んでいます。 この度、キッズデザイン協議会において、子ども視点の優れた製品・ サービスを顕彰する『第6回キッズデザイン賞』の募集が3月5日に開始さ れましたので、ご案内いたします。 【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/2011/03/20120312001/20120312001.html ◆◆◇ iPod nano(第一世代)の製品事故に係るApple Japan ◇◆◆ 合同会社(旧アップルジャパン株式会社)からの定期報告について 経済産業省(2011.3.9) 【詳細】 http://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou120309_2.pdf ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆ 消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあっ た重大製品事故について、以下のとおり公表しています。 3/ 9 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120309kouhyou_1.pdf 3/ 6 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120306kouhyou_1.pdf 3/ 2 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120302kouhyou_1.pdf ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ 誤使用による製品事故予防のリスクコミュニケーション ◇◆◆ 製品安全シンポジウム(東京)開催のご案内 NPO法人日本テクニカルデザイナーズ協会(JTDNA) JTDNAでは、第3回JTDNA製品安全シンポジウム2012を下記の通り 開催いたします。今回はリコール対策も視野に入れた誤使用防止など の意見交換を行います。 【開催日】2012年4月12日(木)10:30~15:30(受付10:00より) ※懇親会(有料)は16:00~ 【会 場】板橋グリーンホール1F大ホール 【参加費】無料(どなたでも参加できますが予約をお願いします) 詳細とお申込み >> http://goo.gl/CVe8t ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ R-Mapセミナー参加者募集 ◇◆◆ 財団法人日本科学技術連盟 日科技連では、設計段階から出荷後に至るまでの「全然ライフサイクル に対応した製品安全リスクマネジメント手法」であるR-Map関連講座を体系 化して、開催しています。R-Mapによるリスクアセスメントをセミナーとし て、ご活用ください。2012年度も更なる飛躍を目指して、R-Map関連セミナ ーの内容を「リニューアル」しました。 会場:(東京)日科技連 東高円寺ビル(東京メトロ・丸ノ内線東高円寺駅) (大阪)中央電気倶楽部 (JR大阪駅) ◆ R-Map入門コース ------------------------------------ 【対 象】R-Map手法に興味のある方、これから学びたいと考 えている方。R-Map関連セミナーに参加を検討して いる方・参加検討している方。 【開催日】第1回2012年4月11日(水) 13:30~16:30(東京) 第2回2012年7月 2日(月) 13:30~16:30(大阪) 第3回2012年9月 6日(木) 13:30~16:30(東京) 【参加費】無料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17129/?1200313ps ◆ 流通段階・販売後のR-Map活用コース -------------------- 流通段階・製品販売後のリスク評価を中心にR-Map活用事例を説明します。 【対 象】製造・流通・販売に関わる事業者、工業会、消費者団体 に所属される管理者・技術者・スタッフ・バイヤー等の 方々で、「R-Map入門コ-ス」を受講された方、または 同等の知識を習得されている方。 【開催日】第1回2012年5月17日(木) 13:00~17:00 (東京) 第2回2012年9月27日(木) 13:00~17:00 (大阪) 第3回2012年11月20日(火) 13:00~17:00 (東京) 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17065/?120312ps ◆ 開発段階のR-Map活用コース ---------------------------- 開発段階でのリスクアセスメント方法とポイントを学べます。 【対 象】製造・販売に関わる事業者、工業会、消費者団体に所属 される管理者・技術者・スタッフ・バイヤー等の方々で、 「R-Map入門コ-ス」を受講された方、または同等の知識 を習得されている方。 【開催日】第1回2012年5月18日(金) 9:20~17:00 (東京) 第2回2012年9月28日(金) 9:20~17:00 (大阪) 第3回2012年11月21日(水) 9:20~17:00 (東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17066/?120312ps ◆ 製品安全(PS)技術コース ---------------------------- 製品事故の原因調査、製品安全へのアプローチの基本が理解でき ます。技術者にとって必要な「リスクアセスメント」「製品安全技 術(PSE)」が理解できます。 【開催日】第1回2012年9月19日(水)~20日(木)(東京) 第2回2013年1月30日(水)~31日(木)(東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17067/?120312ps ◆ PS/PLマネジメントコース ----------------------- PL法、改正民事訴訟法、製品安全に関する基礎的事項を、わか りやすく講義・解説を行います。PL対応からPSシステム構築ま で、トータルで学べます。 【開催日】2012年6月7日(木)~8日(金)(東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/17068/?120312ps =================================== 5.編集後記 =================================== 新年度から始まる講座を多数ご紹介しています。ぜひご参加ください。 ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ ◇事故情報の検索 NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。 http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html ◇事業者、消費生活センター、地方自治体等からの製品事故情報をご提供く ださい。 NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、その結 果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。 通知様式等は以下のホームページをご覧ください。 【通知様式】 http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版) 【送付先】 mailto:jiko@nite.go.jp Fax 06-6946-7280 【問い合わせ先】 mailto:jiko@nite.go.jp ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ ※このメールマガジンは配信登録いただいたメールアドレスに配信しています。 心当たりのない方はお手数ですが、以下のメールアドレスまでご連絡ください。 ( mailto:ps@nite.go.jp ) このメールマガジンに関するお問い合わせ、転載、「関係機関の製品安全情 報」欄へ掲載等ご希望がありましたら、以下のメールアドレスあてにお寄せく ださい。なお、関連機関情報の掲載対象は製品安全に関連する情報です。 ( mailto:ps@nite.go.jp ) 配信の登録や解除、配信メールアドレスの変更は、こちらから 製品安全情報マガジンHP(バックナンバーもあります) http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ 【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全調査課
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