特記ニュース No.83 11月21日号
■■■◆ ■ ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== ■■■◆ PSマガジンは製品安全についての情報を ■ ■■■ お届けします。 (隔週水曜日発行) ■ ■ <等幅フォントでご覧ください> ■■ ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・ ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト) ■■■ 生活・福祉技術センター 製品安全企画課 http://www.jiko.nite.go.jp/ ===========2007.11.21 PSマガジン<特記ニュース>=========== NITEは、電気ストーブの使用が増える時期にあたって、注意喚起のため 事故情報特記ニュースNo.83「電気ストーブによる事故の防止に関する注意喚 起」を公表しました。 ◆◆◇ 電気ストーブによる事故の防止に関する注意喚起 ◇◆◆ ───────────────────────────────── 電気ストーブによる発煙・発火等の事故は、例年多く報告されています。 NITEでは、昨冬に「リモコン付き電気ストーブの誤作動について (No.72 平成18年11月15日 )(*1)」「電気ストーブのリコール情報と使用 上の注意について(No.77 平成18年12月22日 )(*2)」などの事故情報特記 ニュースを発行し、注意喚起を行ってきました。 そこで、電気ストーブの本格的な使用時期を迎えるにあたり、電気ストー ブによる事故の未然防止のために注意喚起を行うものです。 ───────────────────────────────── ◇電気ストーブのリコール情報 昨年、事故情報特記ニュースNo.77(*2)において、電気ストーブに係るリコ ール情報を一覧表にしてお知らせしましたが、その後も、新たな製品回収等の リコールが各社において実施されています。これまでの情報を再度、別紙1の 一覧表(*3)のとおり整理しましたので、現在、使用中の電気ストーブがリコー ル製品に該当するかご確認いただき、該当する場合には、直ちに使用を中止し、 各社に連絡をしてください。 また、事業者が倒産などの理由によりリコールを行っていない下記の製品に ついても、使用の中止をお願いします。下記の2製品については、一部の販売 事業者が自ら販売した製品に限り、当該事業者が自主的に当該電気ストーブを 回収していますので、別紙2(*4)をご確認ください。 ・ハロゲンヒーター 機種名:「パラエナジー YH-8000(B)」 輸入・販売:株式会社 優 事故の内容:整流素子の不具合によって異常発熱し発火した。 ・ハロゲンヒーター 機種名:「オリジナル遠赤外線ハロゲンヒーター SUN-801Ci、SUN-801D」 輸入・販売:株式会社 大旺インターナショナルジャパン 事故の内容:使用中にガラスヒーター管が破裂して破片が飛び散り、 床を数ヶ所焦げた。 さらに、当初、それぞれの事業者においてリコールを実施していましたが、 その後、事業者が倒産又は解散したために対応不能な下記の製品についても、 使用の中止をお願いします。 ・オイルヒーター(SOH-1200L)(株)エム・アンド・エム :オイルヒーターの配線、コントロールパネル樹脂部を焼損した。 ・カーボンヒーター(S-600CM、S-700CL) 綜合技研(株) :ガラスヒーター管が破損することが判明した。 ・ハロゲンヒーター(BRE-800H)(株)大旺インターナショナルジャパン :電源遮断スイッチに不具合があることが判明した。 ・ハロゲンヒーター(CHL-801)(株)フジコー :コネクターとの接触不良により発熱、発煙するおそれがある。 ◇リモコン付き電気ストーブの誤作動情報 事故情報特記ニュースNo.72(*1)において、リモコン付き電気ストーブの 誤作動についてお知らせして以降、使用者の方からテスト対象製品以外にもリ モコン付き電気ストーブがテレビ等他の電気製品のリモコンによって誤作動し たという情報が寄せられました。 これらのうち、NITEで確認できた事例について紹介します。 該当する電気ストーブである場合は、コンセントにプラグを差し込んだ状態で カーテン等の可燃物の近くに電気ストーブを置かないでください。また、紹介 した事例以外でもリモコン付き電気ストーブは誤作動する可能性がありますの で、使用しないときは必ず、電源プラグを抜いてください。 なお、NITEの試買テストの結果、電気用品安全法の技術基準が改正され、 赤熱する発熱体が外部から見える電気ストーブについては、無線式リモコンに よる電源ON操作ができないものとすることとなりました。 【NITEで確認できた事例】 (1) エスケイジャパン(株)製のハロゲンヒーター(SKJ-F82HR)が、DV Dサラウンドアンプ(DENON製 ADV-1000)のリモコンの音量調整ボタ ン(音量プラス)を操作すると、電源が入った。 (2)(株)山善製のハロゲンヒーター(HR-800)が、液晶カラーテレビ(シ ャープ製LC-20C3-S)のリモコンのチャンネルを操作すると、首振りを した。 (3) アマミ(株)のハロゲンヒーター(HA-80HP)が、カラーテレビ(ソニ ー製KV-DS-55)のリモコンの音量を調整(音量マイナス)すると、強 ・弱が切り替わった。 (4) 松木技研(株)製のカーボンヒーター(EST-KH803R)が、テレビのリ モコン(三洋電機製RC-450)のチャンネルを操作すると、強・弱が切 り替わったり、タイマーが誤作動した。 また、下記の各社では、それぞれのホームページにおいて注意喚起等が実施 されています。 ソニー株式会社 http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/ServiceArea/061207/ シャープ株式会社 http://www.sharp.co.jp/support/safety/remote_ir.html 株式会社日立製作所 http://av.hitachi.co.jp/link/remocon_0611.html 森田電工株式会社 http://www.moritadenko.co.jp/anounce/doc/b07040401.html 株式会社アイアン http://www.iron.co.jp/oshirase.html 株式会社シー・アイ・シー(販売元:株式会社ヤマダ電機) http://www.yamada-denki.jp/information/pdf/061114.pdf 株式会社 オーム電機 http://www.ohm-electric.co.jp/showcase/news07/halogen.htm ◇電気ストーブの使用に当たって注意していただきたい事項 リコール製品に限らず、電気ストーブは、誤った使い方や不注意によって、 火災等の事故が起こる可能性がありますので、電気ストーブの使用に当たって は、次のような点についてご注意ください。 (1) 就寝時や外出時は、必ず電源をOFFにし、電源プラグをコンセントか ら抜いてください。電気ストーブをつけたまま就寝し、寝返りを打った 際などに布団が接触し出火した事故例があります。 (2) ふとんやカーテン等可燃物の近くでは使用しないでください。電気スト ーブに新聞紙などが接触して着火した事故例があります。 (3) 洗濯物や衣類等を器具の上に吊したり、干したりしないでください。 電気ストーブの上方にハンガーにタオルを掛けて乾かしていたところ、 タオルが落下して燃え上がった事故例があります。 (4) 製品に添付された取扱説明書や器具本体に表示された注意事項をよく読 み使用してください。 (5) もし製品に異常を感じたら、速やかに使用を中止し、メーカーにご相談 ください。 【詳細】事故情報特記ニュースNo.83 http://www.nite.go.jp/jiko/news/083/news083.html (*1) 事故情報特記ニュースNo.72 http://www.nite.go.jp/jiko/news/072/news72.html (*2) 事故情報特記ニュースNo.77 http://www.nite.go.jp/jiko/news/077/news77.html (*3) 事故情報特記ニュースNo.83(別紙1) http://www.nite.go.jp/jiko/news/083/news083_01.pdf (*4) 事故情報特記ニュースNo.83(別紙2) http://www.nite.go.jp/jiko/news/083/news083_02.pdf ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ ※このメールマガジンは配信登録いただいたメールアドレスに配信しています。 間違えて配信されていましたら、お手数ですが、以下のメールアドレスまでご 連絡ください。( mailto:ps@nite.go.jp ) このメールマガジンに関するお問い合わせ、転載のご要望等は、以下のメー ルアドレスまでお願いいたします。( mailto:ps@nite.go.jp ) 配信の登録解除・配信メールアドレスの変更はこちらから http://www.jiko.nite.go.jp/psm/ ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ 【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 生活・福祉技術センター 製品安全企画課
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