製品安全

Vol.19  3月24日号「オレンジ色の本」

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         ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト)
      ■■■          生活・福祉技術センター 業務管理課
                       http://www.jiko.nite.go.jp/

====================2006.3.24 Vol. 19===================
┌─────┐
│PSコラム│
└─────◆───────────────────────────┐
      │         オレンジ色の本            │
      └───────────────────────────┘

◇平成16年度事故情報収集制度報告書が、ようやく3月15日から全国政府
 刊行物センターなどで販売されることになった。発売が遅くなったため、問
 合わせを何件かいただいた。深くお詫びを申し上げたい。さて、今年の年度
 報告書の表紙もオレンジ色で仕上げている。

◇オレンジ色には訳がある。NITEが配布している製品安全分野の本を仕事
 でご利用いただいている方々ならご理解いただけるだろう。それは、どこに
 置いてあっても探し出すことが可能になる色なのである。離れて置いてあっ
 ても、その色から見つけ出すことができるはずだ。

◇そういえば、最近、NITEが刊行した製品安全分野の本、消費者用誤使用
 防止ハンドブック、事業者用誤使用事故防止ハンドブック、原因究明機関ネ
 ットワーク総覧などもすべて表紙はオレンジ色である。全部並べると壮観な
 ものになるはずだ。使用したい時にすぐに見つけだせる色だというのが理由
 のひとつである。

◇NITEにはバイオテクノロジー、化学物質管理、適合性評価、人間生活福
 祉と4つの分野がある。各分野にイメージカラーが決められており、我が製
 品安全の属する人間生活福祉分野はオレンジ色。これも理由のひとつである。

◇社会で使用されているもので、信号機、道路標識、警告表示などは、赤色も
 しくは黄色になっている。自然界でも目立たたせたり威嚇したりするために、
 植物、動物、鳥などで同様の色を備えているものがある。安全関連のISO
 規格では、赤色は禁止、黄色は注意を表す特別の色として使用することにな
 っている。オレンジ色はこれら赤色と黄色の中間に位置している。製品安全
 において禁止や注意を促す意味を込めてオレンジ色としたのがもうひとつの
 理由である。今後ともNITEが製品安全に関する情報提供を行う場合には、
 この色にこだわり使っていきたい。オレンジ色の本を是非ご活用願いたい。
                              (編集子)

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                目次 
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1.事故100選
    第2回「電気温水器のタンク破裂事故(前編)」
2.事故情報 
   ・消費生活用製品の事故情報収集状況(3月6日~3月17日受付87件)
   ・小型耕運機による事故
   ・消費生活用製品以外の事故(8件)
3.社告情報(11件)
4.NITEの製品安全情報
   ・平成17年度第4回事故動向等解析専門委員会を開催
   ・「化学物質と上手に付き合うには」化学物質管理センター
5.関係機関の製品安全情報
   ・ガス栓からのガス漏えい事故に関する東京ガス株式会社からの
              再発防止策等に係る報告について 経済産業省
   ・電気用品安全法の経過措置の一部終了に伴う対策について
                              経済産業省
   ・中小事業者への検査機器の無料貸出の開始について
                              経済産業省
   ・空気抜き孔付き機器接続ガス栓の設置状況について(都市ガス関係)
                              経済産業省
6.編集後記
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              1.事故100選
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 過去にNITEが事故原因究明を実施したものや、試験研究機関などが原因
究明した事例の中に、その事故原因が、安全な製品を設計する上で教訓となる
事例が多数存在します。NITEはこのような事例は事業者が安全な製品を設
計する上で不可欠な情報であり、風化させてはならないと考えています。当時
の状況を調査し、事故100選として紹介することにしました。
 今回は1980年代から起こっている事故をご紹介します。

       第2回「電気温水器のタンク破裂事故(前編)」

◇1984年ごろから、数社が製造した電気温水器による事故が発生するよう
 になった。「ドーン」と音がして使用していない電気温水器のタンクが破裂
 し、周囲の壁や天井等が破損するというのである。当時、これらの事故内容
 については社会にはあまり知られていなかったが、関係者の間では大きな関
 心が寄せられていたようだ。

◇当時の電気温水器は、おおよそ200cm×70cm×80cmくらいの大
 きさの箱の中に、内面をホーロー処理した鉄製のタンクが入ったものであっ
 た。特別、変わったところのないタンクが破裂することから、関係者の中で
 は、謎めいた奇妙な事故として扱われていたようだ。NITEに初めてこの
 事故が通知されたのは、最初の事故が発生してから4年後であった。
 (1988年4月)突然の破裂音とともに、温水器が破損し、温水器室の
          ドア、ガラス及び居間等の壁が崩れた。

◇NITEに事故通知が寄せられ、すぐに意外な情報が入ってきた。ホーロー
 処理をした鉄製のタンクは、ホーローにできたわずかな傷や欠けによって鉄
 の下地がでるとさびが発生することがあるため、電気化学的にさびを防ぐ電
 気防食法が採用されているというのである。電気防食法とは、電極棒をタン
 ク内に設置し微弱な直流電流を流してさびを防止する方法である。もともと、
 海水中や海底土中の港湾鋼構造物の腐食を防ぐ方法としても利用されている。

◇なぜ使用していない電気温水器のタンクが破裂するのだろうか。
 通知された事故に共通しているのは、不思議なことだが、いずれも電気温水
 器が数年に渡って使用されていないことだった。     (後編に続く)

   ☆前回までの記事はこちらです→ http://www.jiko.nite.go.jp/psm/ 

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              2.事故情報
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 ◆◆◇ 消費生活用製品(*)の事故情報収集状況 ◇◆◆ 
       (3月6日~3月17日受付87件)

 NITEに通知のあった事故の傾向を見るために、上記期間内で、収集件数
 の多い5製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中です。
                 
    製品名(事故状況と件数)        [前号比(件数±)]
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  1. ストーブ(*1)   (火災    11件)   [+ 5]
  2. 電気ストーブ   (火災等   10件)    [+ 5]
   . 石油ストーブ   (火災    10件)   [- 8]
  4. ガスこんろ    (火災     8件)   [- 1]
  5. こたつ(*2)    (火災     6件)   [+ 1]

  (*)消費生活用製品:一般消費者が生活において使用する製品。
  (*1)「ストーブ」は、石油・ガスストーブ等の種別が判明していないもの。
  (*2)「こたつ」は、電気・練炭こたつ等の種別が判明していないもの。

 ◆◆◇ 小型耕運機による事故 ◇◆◆

 今回収集した事故情報の中に、手押しタイプの小型耕運機と柵の間に胸部を
挟まれた死亡事故がありました(現在調査中)。NITEに通知された件数は
3件(*)と多くありませんが、死亡、重傷事故になっています。いずれも小型
耕運機がバックした際の事故です。最近では家庭菜園向けの小型耕運機も販売
されています。使用の際は十分にご注意ください。事故事例を紹介します。

 (*)NITEに平成15年度、平成16年度に通知されて調査が終了し公表し
   ている事故情報(平成17年度第3四半期報告分まで)

 ◇事故事例
  ・男性が小型耕運機とビニールハウスの鉄枠の間に挟まれて腹部が圧迫さ
   れ死亡した。
  ------------------------------------------------------------------
  →後退運転させていたところ、腹部が耕運機のハンドルとビニールハウス
   の鉄枠に挟まれ、ハンドルと共に握っていた安全装置のデッドマンクラ
   ッチも体に挟まるなどして、ハンドルから離すことができず、停止しな
   かったものと推定される。

  ・男性がビニールハウスで耕運機を使用中に、耕運機とビニールハウスの
   鉄製パイプの間に挟まれ死亡した。
  ------------------------------------------------------------------
  →耕運機のギアがバックに入った際、耕運機がバックした勢いで、ハンド
   ルバーが被害者の首に当たり、そのままの状態で後に下がったため、ビ
   ニールハウスの鉄パイプと耕運機の間に首が挟まれたものと推定される。

  ・畑のビニールハウス内で土を耕していたところ、耕運機のローターに両
   足を巻き込まれ、左太股の動脈切断及び右膝下切断した。
  ------------------------------------------------------------------
  →ビニールハウス内の角で耕運作業中に誤って変速を後退側に入れたため、
   耕運機とビニールハウスのパイプに挟まれた状態になりローターに巻き
   込まれたものと推定される。 

・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・

 ◆◆◇ 消費生活用製品以外の事故でこんな事故がありました ◇◆◆

◇『ゴミ収集車の出火』(2005年10、12月 奈良県)
 ゴミ収集車のエンジン付近から出火した。

◇『走行中の大型トラックから出火』(2/27 山口県)
 高速道路を走行中の大型トラックから出火し、運転席部分を焼いた。警察で
は、車体左前部から発煙したので停車したところ出火したとのことから原因を
調べている。

◇『走行中のバス後輪から出火、炎上』(3/3 大分県)
 高速道路を走行中のバスの後輪付近から出火し、停車直後に炎上した。バス
はリコール対象のため、過去に2回メーカーによる修理を受けていた。

◇『ヘリコプターが墜落し、男性が死亡』(3/5 茨城県)
 レジャー用小型ヘリコプターが河川敷に墜落し、乗っていた男性が全身を強
く打って死亡した。警察にでは飛行中にエンジン音が止まり、墜落したとのこ
とから原因を調べている。

◇『トラクターに巻き込まれ、女性が死亡』(3/6 福島県)
 女性が自宅近くの水田でトラクターを運転中、回転していたシャフトに巻き
込まれて死亡した。警察では、女性はトラクターと台車の間にあるシャフトに、
衣類の一部を巻き込まれたとみて調べている。

◇『エレベーターに挟まれ、女性が重傷』(3/8 大阪府)
 ビル3階で、段ボール箱を積み込んでいた女性が、扉のない荷物運搬用エレ
ベータの天井と建物の床の間に挟まれ、胸部圧迫の重傷を負った。

◇『クレーンのアームが折れて鋼材が落下し、作業員が重傷』(3/8 東京都)
 マンション工事現場で、鋼材を吊していたタワークレーンのアームが折れ、
先端が作業員の頭に直撃し、意識不明の重体になった。

◇『エスカレーターで頭を挟まれて男児が負傷』(3/11 福岡県)
 スーパーの地下から1階へ上がるエスカレーターに乗っていた男児が、頭を
1階の床にぶつけた後、エスカレーターとの間に挟まれ、こめかみを切り、1
か月のけがを負った。警察では、手すりベルトから身を乗り出すようにしてい
たことから原因を調べている。

■━━事故情報の検索━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
 
  NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。
  http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

■━━製品の事故情報をお寄せください━━━━━━━━━━━━━━━━■

  NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、
 その結果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。
 
 【事故情報収集制度概要】 http://www.jiko.nite.go.jp/index2.html
 【通知様式】 http://www.jiko.nite.go.jp/index10.html(Word版・PDF版)
 【送付先】 mailto:jiko@nite.go.jp Fax 06-6946-7280
  【問い合わせ先】 mailto:jiko@nite.go.jp

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              3.社告情報
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◇平成18年1月10日 株式会社ニトリ 「いす」
 一部商品においてごくまれに肘が折れる可能性のあるものが含まれているこ
とが判明した。(製品回収)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060110.html

◇平成18年1月23日 株式会社ニトリ 「いす」
 一部商品に、ごくまれに脚が折れる可能性のあるものが含まれていることが
判明した。(製品回収)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060123.html

◇平成18年1月31日 株式会社ナイキジャパン 「ジャケット」
 身頃内側ポケットのドットボタン部分の取り付け不良により、ボタンが簡単
に外れる可能性がある。ボタンが外れた場合、ボタンの金属部分が露出し、場
合によっては受傷する可能性も否定できない。(無償で修理又は買い取り)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060131b.html

◇平成18年2月6日 株式会社ニトリ 「いす」
 一部商品において、ごくまれにシリンダー受け金具の溶接部分に不具合のあ
るものが混入した可能性があることが判明した。(製品回収)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060206c.html

◇平成18年2月11日 株式会社ニトリ 「照明器具(天井つり下げ型)」
 一部商品において、吊り下げフックが折れる可能性のあるものが含まれてい
ることが判明した。(製品回収)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060211.html

◇平成18年2月13日 株式会社ニトリ 「テーブル」
 一部商品において、ごくまれにガラス天板と金具の接着部分に不具合のある
ものが混入した可能性があることが判明した。(製品回収)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060213.html

◇平成18年2月21日 愛電商事株式会社ほか18社 
            「電気温水器(再社告)」
 電気防食方式の電気温水器に限り、長期間(3年程度以上)100V電源を
通電したまま、お湯を使用しなかった場合、タンク内での水の電気分解により
発生した水素及び酸素ガスが蓄積し、きわめてまれにタンクの破裂が起こるこ
とがある。(平成9年7月31日に行った社告の再社告)(無償で点検)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060221b.html

◇平成18年2月23日 トヨタ車体株式会社 「電動車いす」
 アッパーアームが取付いているブラケットの溶接不良製品において、縁石等
の段差を乗り越えて前輪に負荷が加わった場合に、アッパーアームが外れる可
能性がある。(無償で点検修理)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060223a.html

◇平成18年2月23日 株式会社クボタ 「電動車いす」
 前輪アッパアーム取り付け部の製造不良により、アッパアームが外れる可能
性のあることが判明した。(無償で点検修理)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060223b.html

◇平成18年2月27日 センタン工業株式会社 「自転車用幼児座席」
 劣化により早期に破損するシートベルトが混入していることが判明した。
                                    (無償で部品交換(シートベルト))
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060227.html

◇平成18年3月6日 明電工業株式会社 
           「電気ストーブ(ハロゲンヒーター)」
 ランプが破裂し、その破片で床等が焦げる可能性があることが判明した。
                                                   (無償で点検・交換)
【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/20060306.html
 
■━━━NITE社告情報のページ━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

 【過去半年間の社告】 http://www.jiko.nite.go.jp/index4.html
 【社告の検索】 http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php

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           4.NITEの製品安全情報
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◆◆◇ 平成17年度第4回事故動向等解析専門委員会を開催 ◇◆◆

 NITEでは、事故情報の調査結果を事故動向等解析専門委員会(*)(年4回
開催)の審議を経て公表しています。今年度4回目の同委員会を、去る3月1
4日に開催し、412件の案件が審議されました。審議を受け、事故原因の究
明作業が終わった案件については、NITEの事故情報収集制度四半期報告書
等でその結果が公表されます。

(*)事故動向等解析専門委員会は、学識者、消費者団体代表等10名の委員で
 構成されています。

 ◇委員会でのひと言
  「おしゃぶりを煮沸消毒をするお母さんはいますよね。」

  今回の審議案件に、おしゃぶりの先端がちぎれて、乳児がのどに詰まらせ
 る事故がありました。おしゃぶりの耐久性試験について、実際にお母さんが
 使用する状況(たとえば、煮沸するなど)を反映した試験の方法を取り入れ
 ればよりよい試験となるのではないかとの意見がありました。

     【NITEホームページ】     
 ◆◆◇  化学物質管理センター       ◇◆◆
      「化学物質と上手に付き合うには」
           
 NITE化学物質管理センターでは、「化学物質と上手に付き合うには」を
ホームページで公開し、化学物質と上手に付き合っていくために必要な化学物
質のリスク評価やリスク管理、リスクコミュニケーションとは何か?というこ
とを、正しく理解していただくための情報を提供しています。
 本ページに以下の追加がありました。

 ・「用語集・略語集」に用語を追加(現在、用語:280語、略語:1,108語)。
 ・「化学物質名から身の回りの製品を調べる」機能を追加。
 ・「身の回りの製品に含まれる化学物質を調べる」に食器と子供用おもちゃ
   を追加。(*)
    (*) その他に、塗料、接着剤(家庭用、建材用)、洗剤、殺虫剤等、
      化粧品についての情報が掲載されています。

【詳細】 http://www.safe.nite.go.jp/management/index.html

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           5.関係機関の製品安全情報
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 ◆◆◇ ガス栓からのガス漏えい事故に関する東京ガス株式会社 ◆◆◇
       からの再発防止策等に係る報告について  
                              経済産業省 

 原子力安全・保安院は、3月10日、東京ガス株式会社から「空気抜き孔付
き機器接続ガス栓」からのガス漏えい事故に関する報告を受けました。当院で
は、当該ガス栓に関する過去の4件のガス漏れ事故に関する同社の対応につい
て法令等への抵触は認められないものの、安全に関する情報共有等の観点から
同社の対応に一部適切ではない部分があったと考えられるため、同社に対して
厳重に注意するとともに、対策実施の加速を求めました。

【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20060310005/20060310005.html

 ◆◆◇ 電気用品安全法の経過措置の一部終了に伴う対策について ◆◆◇
                         経済産業省 

 平成13年の電気用品安全法施行の際に設けられた5年間の経過措置が、3
月31日をもって、一部の電気用品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子楽器、音
響機器等)について終了します。これに伴い、事業者の負担を軽減するなど、
新制度への移行を円滑にするため、経済産業省は対策を実施することとしまし
た。

【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20060314004/20060314004.html
【電気用品安全法のページ】
       http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/index.htm
        「経過措置の一部終了に伴う対策について」

 ◆◆◇  中小事業者への検査機器の無料貸出の開始について  ◆◆◇
    (電気用品安全法の経過措置の一部終了に伴う対策の実施) 
                         経済産業省 

 電気用品安全法の経過措置の一部終了に伴う対策の一環として、中小事業者
に対する検査機器の無料貸出を、まず3月23日から四国地域において開始し
ます。

【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20060322005/20060322005.html

 ◆◆◇ 空気抜き孔付き機器接続ガス栓の設置状況について ◆◆◇
                (都市ガス関係)経済産業省

 原子力安全・保安院は3月1日、全国の都市ガス事業者等に対し、空気抜き
孔付き機器接続ガス栓の設置状況の調査等を行うよう指示しました。都市ガス
事業者(一般ガス事業者211、簡易ガス事業者1678)からの報告に基づ
き、3月23日時点のとりまとめを行いました。
          
【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/20060323001/20060323001.html

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              6.編集後記
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 春は異動の季節です。そのためか百貨店のハンカチ売り場も混雑しているよ
うです。自分のハンカチを買うのに一苦労しました。
 平成18年度も引き続き宜しくお願いいたします。

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          【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構
                  生活・福祉技術センター 業務管理課

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図