適合性認定

【ニュースリリース】NITE、国内唯一のエコマーク認証機関を国際規格により認定


~エコマーク商品の国際的な信頼性を高め、国内外市場での流通を促進
 
 
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))[理事長:長谷川 史彦]は、2023年 3 月 3 日、公益財団法人日本環境協会[理事長:新美 育文、所在地:東京都千代田区]を、エコマークの認証機関*1として国内で初めて認定しました*2
エコマークは、「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベル*3です。国内では「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」の調達基準として活用されているほか(一部、エコマークの対象となっていない分野・品目あり)、国際的にも海外の環境ラベル運営機関と相互承認協定(MRA)の締結により、各国のラベル制度における審査基準の共通化が進んでいます。
このたび、NITEがエコマークの認証機関として日本環境協会を認定したことで、国内外に多数存在する環境ラベルの中でエコマークの信頼性が更に向上し、我が国における調達基準としての活用拡大が見込まれるとともに、相互承認協定の更なる拡大により国内エコマーク商品の海外市場への参入がさらに容易になります。これらにより、国内外市場におけるエコマーク商品の流通が拡大することで、地球規模での環境負荷低減につながることが期待されます。
 

■用語説明
*1: エコマークの認証機関:エコマーク事務局では独自の用語として「エコマーク認定」を使用している。
エコマーク事務局WEBサイト https://www.ecomark.jp/

*2:  NITEの認定:NITEは、国際規格ISO/IEC 17065(適合性評価-製品,プロセス及びサービスの認証を行う機関に対する要求事項)への適合を評価、製品評価技術基盤機構認定制度(ASNITE)において製品認証機関の認定を行っている。詳細は以下Webページを参照。
https://www.nite.go.jp/iajapan/asnite/outline/index.html
*3
: 環境ラベル:製品やサービスの環境側面について、製品や包装ラベル、製品説明書、技術報告、広告、広報などに書かれ た文言、シンボル又は図形・図表を通じて購入者に伝達するもので、ISO(国際標準化機構)では3つのタイプに分けて規 格を制定している。エコマークは、タイプⅠの第三者認証によるもので、信頼性が高いのも特徴である。
環境ラベル等データベース https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/c01_04.html
なお、エコマークに関連する国際規格名はそれぞれ以下の通り。
・ISO 14020(環境ラベル及び宣言-一般原則) ・ISO 14024(環境ラベル及び宣言− タイプI環境ラベル表示− 原則)

 

【 認定証授与式の様子 】

認定授与式の様子 関係者一同(右側:公益財団法人日本環境協会、左側:NITE)
関係者一同
(右側:公益財団法人日本環境協会、左側:NITE)
認定授与式の様子認定証を囲んで(右側:◇◇◇、左側:NITE)
認定授与式の様子認定証を囲んで
(右側:公益財団法人日本環境協会、左側:NITE)
※写真撮影のときのみマスクを外しております。  

公表日

令和5年3月3日

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