製品安全

熱中症の4割が『おうち』で発生
~熱中症対策のためにも早めのエアコン試運転を!~

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本件の概要

発表日:
2023年5月25日(木)
発表資料:
熱中症の4割が『おうち』で発生
~熱中症対策のためにも早めのエアコン試運転を!~
資料の概要:
 
 全国的に記録的な暑さとなった2022年の夏ですが、気象庁の予報では今年の夏も平年より気温が高くなる見通しとなっています※1。夏に気を付けなければいけないのが熱中症ですが、その対策のひとつとしてエアコンの有効活用があげられます。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は、メンテナンス不足などで肝心な時にエアコンが使用できなくなることがないよう、本格的な夏を迎える前の早めのエアコン試運転をお勧めします。早めのエアコン試運転は、事故を未然に防止し、エアコンを安全で快適に使用するためにも有効です。
 おうち熱中症予防のために エアコン試運転のポイント
 
 総務省消防庁の過去5年間の統計データによると、熱中症で救急搬送される半数以上が高齢者です。また、熱中症の約4割が住居で発生しています(次ページ以降の図3、図4を参照)。熱中症でお亡くなりになった方の中には、エアコンを使用していなかったケースも多数確認されています※2
 
エアコンの点検・修理・工事依頼は夏場に集中します。お持ちのエアコンが正常に動作することを早めに確認し、比較的空いているこの時期に、必要に応じた修理などを済ませておくことで熱中症のリスクを低減し、安全で快適な夏を迎えましょう。

【エアコン試運転時の5つのポイント】※3
●試運転前の確認ポイント
①電源プラグや室内機のフィルターにほこりがたまっていないか。
②室外機の上や前に物を置いていないか、汚れがないか。
●試運転の際の確認ポイント
③(設定可能な)最低温度に設定し、冷房運転で冷風が出るかどうかを
10分間試運転して確認。
④さらに30分ほど運転し、以下のような異常がないかを確認。
 ☑室内機から水漏れがないか。
☑異音・異臭がないか(室内機及び室外機)。
 ☑エラー表示がないか、運転が意図せず停止しないか。
⑤異常が確認された場合には、販売店やメーカーに相談し、
必要に応じて点検を受けましょう。
ポイント①②③④⑤


(※1)気象庁発表 3ヶ月予報(5月~7月)https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?region=010000&term=P3M
  (※2) 大阪府監察医事務所「2018-2022年熱中症統計」 https://www.pref.osaka.lg.jp/kansatsui/ntoukei3/index.html
  (※3) 一般社団法人日本冷凍空調工業会  https://www.jraia.or.jp/file/A_air_conditioner_maintenance_01.pdf
       一般財団法人家電製品協会 https://www.aeha.or.jp/safety/pdf/air_conditioner_maintenance.pdf

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図