冬は火災が増加!安全に暖かく暮らすには?
~電気ストーブは正しく使いましょう~
公表日
平成29年11月22日
本件の概要
報道発表資料
- 発表日:
- 平成29年11月22日(水)
- タイトル:
- 冬は火災が増加!安全に暖かく暮らすには?
~電気ストーブは正しく使いましょう~ - 発表者名:
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
- 資料の概要:
- 平成24 年度から平成28 年度の5 年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1 では、ストーブ(電気ストーブ、石油ストーブ、ガスストーブ)の事故は870 件ありました。中でも電気ストーブ※2 による事故は434 件※3 と最も多く、ストーブの事故全体の約半数を占めています。
電気ストーブによる火災などの事故は毎年11 月頃から増加し、年末から年始にかけて事故の件数はピークを迎えます。電気ストーブは手軽な暖房器具として広く使用されており、火を使用しないため危険性が低いと思われがちですが、誤った使い方による住宅の全焼や死亡事故も発生しています。電気ストーブによる事故の被害状況をみると、434 件のうち、270 件(62%)が火災を伴っており、また、死亡事故は26 件(27 人)となっています。特に60 歳代以上の高齢者による死亡事故は全体の85%を占めているため、注意が必要です。
電気ストーブの近くに可燃物を置かない、就寝時や側を離れる際は必ず電源スイッチを切り、電源プラグを抜くなど、正しい使用方法を確認し、事故を未然に防ぎましょう。また、リコール製品による事故も発生しているため、リコール情報を確認してください。
■事故事例- 脱衣場を暖めるために電気ストーブのスイッチを入れて放置した際、可燃物が接触して製品と周囲を焼損する火災が発生した。【平成26(2014)年2月、徳島県】
- 電気ファンヒーターを使用中、電源コードに繰り返し強い力が加えられたため断線し、出火した。【平成28(2016)年10月、福岡県】
- 幼児が使用中の電気ファンヒーターにつかまり立ちをし、高温の部分に触れたためやけどを負った。【平成27(2015)年12月、発生地不明】
- 電気ストーブの部品に不良品が混入していたため、使用中に部品が異常発熱し、製品から出火、家屋を全焼する火災が発生し、使用者がやけどを負った。【平成29(2017)年1月、和歌山県】
■電気ストーブの事故を防ぐポイント- 使用中はその場を離れない。就寝、外出、入浴の際は必ず電源スイッチを切り、電源プラグを抜く。特に就寝用の暖房器具として絶対に使用しない。
- 台所、脱衣場、トイレなど狭い場所で使用する場合は周囲に可燃物を置かないように特に注意する。
- 乳幼児の近くで使用する場合は、乳幼児から目を離さない、手の届かない場所に置くなど、やけどに注意する。
- 子ども部屋で使用する場合は、子どもに火災の危険性を教え、近くに可燃物を置かない。
- 電源コードは断線に注意して丁寧に取り扱う。
- ペットが可燃物を近くに運ぶおそれもあるため、ペットから目を離さない、使用しない時は電源スイッチを切り、電源プラグを抜く。
- お手持ちの製品がリコール対象かどうか確認する。
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- (※1) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。
- (※2) 赤外線を放射する放射式、温風式(電気ファンヒーターなど)及び対流式(オイルヒーターなど)を総称する。
- (※3) 重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
発表資料
関連リンク
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お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
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