製品安全

Vol.430  6月13日号 「エアコン・扇風機の事故」

夏の時期に活躍するエアコン※1や扇風機※2ですが、使用頻度の増加に伴い
事故が多く発生しています。NITEに通知された製品事故情報※3において、
エアコン及び扇風機の事故は 2018年度から2022年度の5年間に合計409件
(エアコン:343件、扇風機:66件)あり、その約半数に当たる 186件が6月
から8月の夏期にかけて発生しています。さらに、事故のほとんどが火災事
故となっており、注意が必要です。本格的な暑さを迎える前に気を付ける
ポイントをしっかりと確認し、快適な夏を過ごしましょう。

(※1)ルームエアコン(室外機、室内機いずれも含みます。)
(※2)サーキュレーターや電気冷温風機、電源がソーラー発電・乾電池
          ・USB端子により給電するもの(携帯用扇風機など)は除きます。
(※3)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、
           事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット
           情報(被害なし)を含みます。

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項目一覧

  • 1.エアコン・扇風機の事故
  • 2.製品事故収集情報(5月21日~6月3日 受付 82件)
  • 3.リコール情報(3件)
  • 4.その他の製品安全情報
    ・「2023年度 製品安全基本教育講座」のご案内
    ・「2023年 信頼性セミナー」のご案内 『信頼性評価におけるソフトウェア技術の活用』
    ・令和5年度 製品安全対策優良企業表彰(PSアワード2023)募集について
    ・「SAFE-Lite」のご案内
    ・「SAFE-Proを活用した事業連携、推薦者の声」のWebページ更新
    ・iPod nanoの製品事故に係る定期報告
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について
    ・Instagarm アカウント開設のお知らせ

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1.エアコン・扇風機の事故

【事例1】
 エアコンを使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生しました。
 電源コードを切断し、別の電源コードを接続していたため、接触不良に
 より異常発熱し、出火に至ったものと考えられます。なお、取扱説明書
 及び工事説明書には、「電源コードを破損したり加工したりしない。」
 旨、記載されています。

【事例2】
 エアコン及び周辺を焼損する火災が発生しました。
 エアコンのファンモーターの製造工程上の不具合により、ファンモータ
 ーに内蔵された電子部品が短絡し、過大な電流が電気回路に流れたこと
 でファンモーターが発熱・発火し、出火に至ったものと考えられます。
 なお、製造事業者は事故の再発防止を図るため、2014年にホームページ
 に情報を掲載するとともに新聞社告や販売ルートへのダイレクトメール
 の発送などを行い、当該製品を含む対象製品について、無償で点検、修
 理を実施しています。

■エアコンの気を付けるポイント
○不具合がないか確認する。 
 故障による事故は、使用前や異常な症状が出た時の点検によって防ぐこ
 とができる可能性があります。エアコンが正常に動作することを事前に
 確認して、事故のリスクを低減しましょう。

○電源プラグや室内機のフィルターにほこりがたまっていないか、室外機
 の上や前に物を置いていないかを確認し、清掃や片付けをしましょう。
 また、屋外やベランダの室外機の周囲にあるドレンホースの排出口に詰
 まりがないかもチェックしましょう。

○試運転を行い、以下のような異常がないかを確認しましょう。
 ☑ 室内機から水漏れする
 ☑ 普段とは違った、異音・異臭がする(室内機及び室外機)
 ☑ エラー表示が出る、運転が意図せず停止する

(参考)映像資料 エアコン「7.熱中症予防のためのエアコン試運転のポイント」
    https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/2022052602.html

○異常が確認された場合には、電源プラグを抜いて販売店やメーカーに相
 談し、必要に応じて点検を受けましょう。

(参考)一般社団法人日本冷凍空調工業会「エアコンシーズン前点検パンフレット」       
    https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/air_conditioner/air_conditioner_maintenance.pdf

○取り付け・取り外し・内部洗浄といった工事や作業は、専門の知識や資
 格を有する業者に依頼する。 
 エアコンの取り付け・取り外し・内部洗浄といった工事や作業には、専
 門の知識が必要です。中には資格が必要なものもあります。また、据付
 説明書や取扱説明書で禁止されている行為がありますので必ず確認しま
 しょう。特に、以下の行為は重大な事故に至るリスクがありますので注
 意してください。

●電源コード・配線の加工 
 電源コードの継ぎ足し接続(ねじり接続)、内外連絡線を途中で接続す
 るような加工は行わないでください。接続不良により、発煙・発火する
 おそれがあります。
 また、エアコン専用に設置されているコンセントに電源プラグを差し込
 んでください。エアコンは大電流が流れる場合があるため、延長コード
 やテーブルタップなどを用いると異常発熱し、発煙・発火するおそれが
 あります。
 電気工事は、有資格者(電気工事士)による実施が求められています。
 電源コードや電源プラグに不具合が生じた際は、必ず電気工事業の資格
 を有した業者に相談するとともに、コンセントの移設などの電気工事は、
 電気工事士の資格を有した者によって行われるように依頼してください。

(参考)経済産業省 家庭用エアコンの設置・修理の工事について
         https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/koji_2.html

●エアコンの内部洗浄※4
 エアコンの内部洗浄を行う際は、絶対に電源配線、電源基板などやファ
 ンモーターなどの電気部品に洗浄液がかからないよう十分に注意してく
 ださい。誤った方法で内部洗浄を行うと、洗浄液などが電源配線、電源
 基板などの電気部品に付着してトラッキング現象※5を起こし、発煙・
 発火するおそれがあります。エアコンの内部洗浄は販売店やメーカーに
 相談し、専門の知識を有する業者に依頼するようにしてください。

(※4)本資料における内部洗浄とは、液状の洗浄剤などを噴霧し機器内部
         の汚れなどを洗い流すことを指します。各機器の取扱説明書に記載
         されているフィルターなどの手入れは該当しません。

(※5)非導電部に付着したほこりや水分により電気の通り道(トラック)
         が生成され、異常発熱する現象。

【事例3】
 扇風機を使用中、当該製品を焼損する火災が発生しました。
 製造時の扇風機のモーター組み付け工程において、モーターの電線を首
 振り部に挟み込んだため、電線内部の芯線の一部が断線し、使用時の首
 振り運転に伴い断線が進行して接触不良により異常発熱し、モーターの
 電線の異極間で短絡、スパークし、出火に至ったものと推定されます。
 なお、製造事業者は2017年にホームページに情報を掲載するとともに新
 聞社告を行い、当該製品を含む対象製品について、無償で製品交換・設
 置を実施しています。

【事例4】
 40年以上使用している扇風機を運転中、当該製品を焼損する火災が発生
 しました。
 扇風機の内部部品の劣化により内部短絡が生じて、火災に至ったものと
 考えられます。

■扇風機の気を付けるポイント
○不具合がないか確認する。 
 以下のような不具合が起きる場合は、使用を中止して、電源プラグをコ
 ンセントから抜き、購入店または製造・輸入事業者の修理窓口に相談し
 てください。
 ☑ スイッチを入れても羽が回転しない。
 ☑ 電源コードに触れると急に羽が回転する/回転が止まる。
 ☑ 羽の回転が異常に遅い/不規則で安定しない。
 ☑ 羽の回転時に異音/振動がある。
 ☑ 首振り動作が不規則/異音がする。
 ☑ モーター部分が異常に熱くなる/焦げ臭いにおいがする。

(参考)一般社団法人日本電機工業会が点検及びお手入れのポイントをまと
      めています。
            https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/senpu-ki/tenken.html

○使用しないときは電源プラグをコンセントから抜く。 
 扇風機による事故の中には、「スイッチを入れたものの動かなかったた
 め、そのままにしていた」という状態で事故に至った事例も報告されて
 います。特に製造から長期間経過した扇風機においては、使用しないと
 きは電源プラグをコンセントから抜いてください。

■エアコン・扇風機共通の気を付けるポイント 
○点検の結果、少しでも異常がある場合には使用を中止し、専門の知識や
 資格を有する業者に点検を依頼する。

○使用している製品がリコール対象ではないか確認し、該当製品の場合は
 使用を中止し、事業者に連絡する。

■NITEでは2023年5月25日にエアコン・扇風機の事故に関する注意喚起
 『夏に急増するのは熱中症だけではありません!~エアコン・扇風機の
 火災事故に注意~ 』をプレスリリースしました。
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2023fy/prs23052502.html

■その他のエアコン・扇風機の事故の事故情報も併せてご参照ください。
(映像資料:リンク先で動画が視聴できますので是非ご覧下さい)
 (1)【せいあんちゃんねる】「エアコンでやってはいけないこと3選」
   https://www.youtube.com/watch?v=u4Xse_j7eoM
 (2)エアコン「2.ねじり接続で発火」
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/1251.html
 (3)エアコン「3.途中接続で発火」
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/18062801.html
 (4)エアコン「4.内部に洗浄液がかかりトラッキング現象で発火」
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/1252.html
 (5)扇風機「4.就寝中に発火」
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/01210302.html
 (6)扇風機「5.内部配線の劣化により発火」
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/2017052501.html

(注意喚起ミニポスター)   
 (1)エアコンの点検ポイント
 https://www.nite.go.jp/data/000146781.pdf
 (2)扇風機の点検ポイント 
 https://www.nite.go.jp/data/000146782.pdf
    
■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「エアコン」「扇風機」等
 をキーワードに検索していただけます。
 https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/accident/search/

 

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2.製品事故収集情報

消費生活用製品の事故情報収集状況
(5月21日~6月3日 受付 82件)
NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

製品名             ( 事故状況と件数 )

1.デスクマット               ( 軽傷等  7件 )
2.ノートパソコン            ( 火災等  4件 )
2.延長コード                  ( 火災等  4件 )
2.ガス栓                        ( 火災等  4件 )
5.リチウム電池内蔵充電器  ( 火災等  3件 )


最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

事故情報の提供をお願いいたします。
事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
 

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3.リコール情報

  • 株式会社オーム電機(法人番号:6013301003037)
      「携帯型電気冷温庫」2023/04/28(HP)
        【詳細】https://www.ohm-electric.co.jp/info/important/875800/
  •  
  • 有限会社イーグルジャパン(法人番号:3010502022323)
      「電気ストーブ(パネルヒーター)」2023/04/24(HP)
        【詳細】https://eaglejapan2006.jp/repair_rosso_premium_03.html
  •  
  • グローリー株式会社(法人番号:8010501035164)
      「ガストーチ」2023/05/09(HP)
        【詳細】https://clarte-shop.com/corp/about/

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4.その他の製品安全情報

・「2023年度 製品安全基本教育講座」のご案内

           一般社団法人KEC関西電子工業振興センター

        「2023年度 製品安全基本教育講座」  
                  - 製品安全の基本を学ぶ -
         製品安全に関する最先端の規格動向が身につきます
 
 本講座は製品安全の基本から個別の製品についてのIEC安全規格の具体的
 な要求事項に加えて、IEC 62368-1や電気用品安全法の技術基準の性能規
 定化等の最新情報を盛り込んでいます。全講義を通して受講することによ
 り、製品安全の基本事項を幅広く修得してもらうことを目的としています。
 また、受講者の担当する製品や知識レベルに応じて、必要な講座だけを選
 択受講することも可能です。

 なお、オンライン開催の手続きのため、募集締切が開催1か月前と従来よ
 り早く設定されているため、受講ご希望の方はお早めに申込をお願いしま
 す。

 【開催期間】    2023年 8月31日(木)~ 2024年 3月22日(金)(通年全7回/選択受講可)
 【会 場】       Zoomによるオンライン
 【参加費】       KEC会員 7,700円/非会員 11,000円 (1講座/1日 当たり)
 【詳 細】         https://www.kec.jp/wp/img/committee/2023/anzen23.pdf
 【申し込み先】 https://www.kec.jp/seminar/anzen23/

 問合せ先: 一般社団法人KEC関西電子工業振興センター
 専門委員会推進部 事務局 藤田 泰男
 TEL:0774-29-9041 E-mail:publication01@kec.jp

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・「2023年 信頼性セミナー」のご案内 『信頼性評価におけるソフトウェア技術の活用』
  
           一般社団法人KEC関西電子工業振興センター

 KEC信頼性分科会では、製品にかかわる信頼性、安全性確保について様々
 な視点から取組んでおります。当分科会の今回のセミナーは、従来の信頼
 性評価技術に加えて、近年話題になっているAIや機械学習などのソフトウ
 ェア技術の活用による評価の可能性を検討しましたので、その内容を報告
 します。
 本セミナーが皆様の一助となれば誠に幸甚です。

 【開催日】        2023年 7月27日(水) 13:00~16:35
 【会 場】          DKビル および Zoomによるオンライン(ハイブリッド形式)
 【参加費】      KEC会員 5,500円/非会員 7,150円
 【詳 細】          https://www.kec.jp/wp/img/committee/2023/reliability2023.pdf
 【申し込み先】  https://www.kec.jp/seminar/reliability2023/

 問合せ先: 一般社団法人KEC関西電子工業振興センター
 専門委員会推進部 事務局 藤田 泰男
 TEL:0774-29-9041 E-mail:publication01@kec.jp

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・令和5年度 製品安全対策優良企業表彰(PSアワード2023)募集について

 経済産業省は、製品安全に積極的に取り組む企業・団体を表彰する
 「製品安全対策優良企業表彰(PSアワード)」を主催しています。
 現在、令和5年度の募集を行っています。
 消費生活用製品に関わる全ての企業・団体が応募対象になりますので、
 皆様、奮って御応募ください。審査費用は無料です。
 なお、応募に関するお悩み等のご相談は、ぜひ個別相談会をご利用ください。

 【募集期間】 4月3日(月)~7月21日(金)
 【募集対象】
  ・「消費生活用製品」の製造・輸入、小売販売事業を行っている企業
  ・「消費生活用製品」に関連した事業を行っている企業・団体
  ・ネットモール運営事業者
 【個別相談会】 オンラインでの実施となります。詳しくはHPをご確認ください。
 【詳 細】 https://www.meti.go.jp/product_safety/ps-award/index.html

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・「SAFE-Lite」のご案内      
        
 NITEは、より安心・安全な社会になることを目指して、製品安全に関する
 情報を発信してきました。NITEのウェブサイトでは、事故情報データベー
 ス、リコール情報や誤使用に関する注意喚起などを発信しています。その
 中で、製品事故情報をどなたでも簡単にウェブ検索できるシステムとして、
 「SAFE-Lite」というサービスを提供しております。

 「SAFE-Lite」は、サービス開始以来、多くの方にご活用いただいています。
 スマートフォンの小さな画面とタッチ操作に配慮したシンプルな操作性で、
 6万件にも及ぶ製品事故情報を専門用語(例えば「異音」)でなく普段お使
 いの言葉(例えば「ガラガラ」)で検索できます。

 「SAFE-Lite」で製品事故を検索すると、同じ現象の事故だけではなく、
 よく似た事故情報も表示されます。これにより、様々な視点から事故とな
 る危険性やその場合の被害状況などを調べられることで、事故の未然防止
 につながることを期待しています。

 【SAFE-Lite】
 https://safe-lite.nite.go.jp/

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・「SAFE-Proを活用した事業連携、推薦者の声」のWebページ更新

 NITEでは、主に製造事業者やその関係者の皆様に対してSAFE-Proというサ
 ービスを提供しております。
 SAFE-Proは、製品のリスクアセスメントに有効な信頼性解析手法である
 FMEA・FTAの考え方を利用して、NITEが保有する製品事故情報を事故発生シ
 ナリオとして参照・検索できる無料のツールです。
 製造事業者やその関係者の皆様が安全性の高い製品を製造・提供するため
 に実施するリスクアセスメントに活用できます。

 この度、「SAFE-Proを活用した事業連携、推薦者の声」のWebページを更新
 しました。
 このページは、SAFE-Proの事業連携・活用事例や第三者からの導入メリット
 の推薦文を掲載しております。
 ぜひご覧いただき、SAFE-Proをご活用いただけると幸いです。
 なお、公開中のSAFE-Proプロモーション動画もこのWebページからご覧いた
 だけます。

 【SAFE-Proを活用した事業連携、推薦者の声】
 https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/safe-pro_renkei.html

 SAFE-Proのページには、FAQページも準備しておりますので、こちらもぜひ
 ご覧ください。

 【SAFE-Pro】
 https://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/safe-pro.html

 製造事業者やその関係者の皆様がSAFE-Proを活用し、安全な製品を市場に
 流通させることで、皆様の安全で豊かな暮らしが創出されることを期待し
 ております。

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・iPod nanoの製品事故に係る定期報告

                          経済産業省

 令和5年5月30日付、Apple Japan合同会社(旧 アップル ジャパン株式
 会社)の経済産業省へのiPod nano(第一世代)の製品事故に係わる定
 期報告がありました。令和5年4月1日から30日までの本体・バッテリー
 交換件数は18件となっています。同社が対策を開始した平成22年8月11
 日以降の本体・バッテリー交換件数の累計は308,030件となっています。

 https://www.meti.go.jp/product_safety/download/kouhyou230530_2.pdf


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・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 
                           消費者庁
 
 消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
 あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。
 
         5/30     14件
 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_230530_1.pdf

         6/2      18件
 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_230602_01.pdf

         6/6       9件
 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_230606_01.pdf

         6/9      12件
 https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_safety_cms202_230609_01.pdf

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・Instagarm アカウント開設のお知らせ

 NITEでは、このたび公式アカウントを開設しました。
 NITE製品安全センターでは、家庭用電気製品等の事故の原因究明を再現実
 験により検証し、その結果を情報発信することで、製品による事故の未然
 防止に貢献しています。
 シーズンに合わせて、皆様の生活の安全を守るためにどんどん発信してい
 きますので、フォローやいいねをお待ちしております!

 Instagramアカウント→@nite_japan
 

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編集後記

エアコン(クーラー)と扇風機は、暑くなったらすぐに電源を入れてしまいが ちだと思います。本格的に使用する前の事前確認は少し面倒かもしれませんが、 安全に使用するために是非行ってほしいです。すでに使用されている方も含め て異常を感じたら、使用を中止し、“夏期に依頼が集中する前に“専門の知識 や資格を持った業者に相談してください。(ゆ)

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図