製品安全

Vol.221  7月22日号「靴による事故」

 ■■■◆              2014.7.22 VOL.221
==■    ◆===========PSマガジン(製品安全情報マガジン)===========
 ■■■◆  ■■■       製品安全についての情報をお届けします。
 ■    ■                            (第2・4火曜日発行)
 ■        ■■ >>>‥‥‥‥………………………………‥‥‥‥‥>
             ■ NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
         ■■■                  製品安全センター
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  久しぶりに履こうとした靴の底が割れていた…という経験はありません
  か。中には、ほとんど履いていなかっただけに残念、あるいは靴が劣化
  すると思わなかったので驚いたという人も少なくないと思います。今回
  は靴にまつわる事故をご紹介します。「知の市場講座『製品総合管理特
  論』」の東京会場の受講生募集を7月25日(金)から開始しますので、応募
    要領などのお知らせも掲載しています。
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               項目一覧 
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1.靴による事故

2.製品事故収集情報(7月2日~7月15日 受付 99件)

3.社告・リコール情報(4件)

4.NITEからのお知らせ
    ・「知の市場講座『製品総合管理特論』」東京会場受講生募集  
  ・経済産業省及び消費者庁による調査が終了した案件の公表

5.その他の製品安全情報
    ・「R-Mapセミナー」のご案内 
    ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

5.編集後記
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             1.靴による事故
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   (事例1)磯釣りで長靴(釣り用)を履いて岩場を歩いていたら右足の
   底部分の後ろ半分が剥がれたため、バランスを崩して右ひざ下を打撲
   し、擦り傷を負った。

   →長靴の底に使用していた接着剤が劣化し、底部分がはがれたものと 
    考えられます。

   (事例2)トレーニング効果を目的とした靴を履いて階段を降りていた
   ら、転落して重傷を負った。

   →脚の筋肉に負荷をかけるために底が不安定になっている靴で、バラ
   ンスを崩して転倒したものです。

   (事例3)雨天時に駅のホームを歩行中、濡れた床面で滑って転倒し、
   重傷を負った。

   →雨で濡れたコンクリート製の床面で、体の向きを変えたときに、バ
   ランスを崩して転倒したものです。また、荷物と傘で両手がふさがっ
   ていました。
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  ◇事例1のように、ポリウレタン系の接着剤や樹脂を使用している靴は、
   長期間経過すると水分などにより劣化し、強度が低下することがあり
   ます。着用前に点検してください。

  ◇事例2のように、新しい機能を持つ製品は取扱説明書をよく読んで、
   特徴を十分に確認してから着用してください。

  ◇事例3のように、濡れた床や鉄板で覆った路面などすべりやすいとこ
   ろでは、転倒に注意してください。思わぬ大けがになりますので、ゆ
   っくり歩くか、無理せず迂回しましょう。

   ■その他の事故事例は以下「事故情報の検索」をご活用ください。 
   http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html

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            2.製品事故収集情報            
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  ◆◆◇     消費生活用製品の事故情報収集状況     ◇◆◆
             (7月2日~7月15日 受付 99件) 
  NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

        製品名             (事故状況と件数)
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       1.ガス給湯器            (破損等 9件)
       2.エアコン             (火災等 6件)
       2.ガスこんろ               (火災等  6件)
       4.照明器具               (火災等  5件)
       5. ガスふろがま                  (破損等  4件)
             5. 耳かき(ステンレス製)        (破損等  4件)
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   ガス給湯器の事故は、ケーシングが変形していたという事故で、耳か
   きの事故は先端のワイヤーが破損したという4件の同種事故です。

  ◇最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
   http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html

  ■事故情報の提供をお願いいたします。事故の再発防止のため、有効に
   活用させていただきます。
   http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html  (Word版・PDF版)

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           3.社告・リコール情報
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  ◆コーナン商事株式会社「電気製品」(HP)           7/ 9
    【詳細】 http://www.hc-kohnan.com/important/images/2014.07.09_owabitojisyukaisyu.pdf

  ◆株式会社トップランド(製造)
   株式会社セブン-イレブン・ジャパン(販売)
                               「スマートフォン用充電器」(HP) 7/ 8
    【詳細】 http://www.topland.co.jp/image/top/news_pdf/20140708.pdf
           http://www.sej.co.jp/info/20140704.html

  ◆株式会社ティーレックス「ベビーカー」(HP)        7/ 7
    【詳細】 http://www.trexbaby.com/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/10155/


  ◆ライトウェイプロダクツジャパン株式会社「自転車」(HP)   7/ 4
    【詳細】 http://www.riteway-jp.com/headline_news/2014/20140708_headline_2014furyexpert.html
 
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  ◇最近の社告・リコール情報
   http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html
  ◇社告・リコール情報の検索
   http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php

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           4.NITEからのお知らせ
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   ◆◆◇     知の市場講座「製品総合管理特論」     ◇◆◆
             東京会場受講生募集    
  
  早稲田大学、NITEによる製品安全をテーマとした「知の市場」の公開講
    座を9月30日から東京で開講します。製品事故の現状と日本の製品安全
    政策について、具体的事例に基づく考察、今後の事故防止方策や政策の
    あり方などについて、NITE職員が講義を行います。募集期間は7月25日か
  ら9月18日までです。ぜひこの機会にご参加ください。

  【科目名】製品総合管理特論 副題 製品安全対策の基礎知識  
  【日 程】2014年9月30日~2015年1月27日
       金曜日 18:30~20:30(計15回)
  【場 所】早稲田大学西早稲田キャンパス
      (最寄り:地下鉄東京メトロ副都心線西早稲田駅) 
  【定 員】80人
  【受講料】無料
  【製品総合管理特論詳細 申し込み方法】   
     http://www.nite.go.jp/jiko/kouza/index2014.html

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  ◆◆◇      経済産業省及び消費者庁による      ◇◆◆
             調査が終了した案件の公表
  
  消費生活用製品安全法に基づく重大製品事故情報報告・公表制度におい
  て経済産業省(平成21年9月からは消費者庁)に報告された事故情報で
    NITEが受け付けたもののうち、経済産業省及び消費者庁による安全性に
    関する調査が終了した案件を平成26年7月現在で整理したものです。
    http://www.nite.go.jp/jiko/reports/H25/H25_judai_2.html

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           5.その他の製品安全情報
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    ◆◆◇       「R-Mapセミナー」のご案内        ◇◆◆
  
                      一般財団法人日本科学技術連盟

  設計段階から出荷後に至るまでの「全ライフサイクルに対応した製品安
    全リスクマネジメント手法」であるR-Map関連講座を体系化したセミナ
    ーを開催しています。R-Mapによるリスクアセスメントのセミナーです。
  
  ◆R-Map入門コース  ------------------------------------
  【開催日】第2回2014年9月10日(水) 13:30~16:30
  【会  場】日科技連東高円寺ビル(東京メトロ・丸ノ内線東高円寺駅)
  【参加費】無料
  【詳 細】http://www.juse.or.jp/seminar/19069/?140722nite

  ◆製品安全(PS)技術コース ----------------------------
  【開催日】第1回2014年9月11日(木)~12日(金)
       第2回2015年1月28日(水)~29日(木)
  【会  場】日科技連東高円寺ビル(東京メトロ・丸ノ内線東高円寺駅)
  【参加費】有料(45,360円(一般)/39,960円(会員))
  【詳 細】http://www.juse.or.jp/seminar/19072/?140722nite

  【会 場】日科技連東高円寺ビル(東京メトロ・丸ノ内線東高円寺駅)

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   ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について   ◇◆◆

                              消費者庁
  
  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
    あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

    7/15    6件 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140715kouhyou_2.pdf
    7/11    7件 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140711kouhyou_1.pdf
    7/ 8   6件 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140708kouhyou_1.pdf

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              5.編集後記
  高校のころ、はやっていた革靴がありました。かわいいデザインととも
  に、私たちにとって人気の理由はすべりやすいことでした(靴底が革だ
  ったためですが、それがデザイン上のポイントでした)。箸が転がった
  だけで笑う年代ですので、わざとすべって大笑いのパターンでした。年
  月を経て、固くなった体にはすべることは御法度となり、雨の日は靴に
  気をつかうようになりました。『製品安全』よりも何より『かわいさ』
  だけに走った若い日々をなつかしく思います。
  
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  製品安全広報誌「生活安全ジャーナル」のリンク
   http://www.nite.go.jp/jiko/journal/                         
                                                              
  PSマガジン配信先の紹介等PSマガジンの普及にご協力をお願い致
  します。また、社内報、広報誌、回覧板等への掲載も歓迎致します。
                                                              
  PSマガジンに関するお問い合わせ、「その他の製品安全情報」欄へ
  掲載のご希望などがありましたら、以下のメールアドレスまでご連絡
  ください。( mailto:ps@nite.go.jp )                      
                                                             
  配信登録や解除、配信メールアドレスの変更は、下記HPからお願い
  致します。(PSマガジンのバックナンバーも掲載しています)              
   http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html                  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
          【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 
                  製品安全センター 製品安全調査課
                                    http://www.jiko.nite.go.jp/

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図