Vol.154  9月27日号「ライターによる事故」
■■■◆ ■ ◆========= 製品安全情報マガジン(PSマガジン)========== ■■■◆ PSマガジンは製品安全についての情報を ■ ■■■ お届けします。 (第2・4火曜日発行) ■ ■ <等幅フォントでご覧ください> ■■ ・・・‥‥…………………………………‥‥・・・ ■ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE・ナイト) ■■■ 製品安全センター 製品安全調査課 http://www.jiko.nite.go.jp/ ==================2011. 9.27 Vol.154 ================== 今回は、ライターによる事故をご紹介しています。NITEからのお知ら せでは、ちらし「こんな事故にもご用心」の追加等を掲載しております。 ====================================================================== 目次 ====================================================================== 1.製品事故収集情報 ・ライターによる事故 ・消費生活用製品の事故情報収集状況(9月7日~9月13日受付111件) 2.社告・リコール情報(3件) 3.NITEからのお知らせ ・注意喚起ちらし「こんな事故にもご用心」の追加 4.関係機関の製品安全情報 ・ライターの規制等に係る経過措置期間の終了について ・株式会社ニッセンが輸入した椅子のリコール(無償改修) 経済産業省 ・電動車いす(ハンドル形)の使用に関する注意喚起について ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について 消費者庁 ・R-Mapセミナー参加者募集(東京) はじめてのR-Map半日コース、R-Mapを活用したリスクアセスメント 1日コース、R-Mapを活用した製品安全実践2日間コース ・R-Map入門者向けテキストが無料ダウンロードできます! 財団法人日本科学技術連盟 ・誤使用による製品事故予防のリスクコミュニケーション(大阪)のご案内 ・「製品安全(PL対策)セミナー(東京・仙台)」の開催 NPO法人日本テクニカルデザイナーズ協会(JTDNA) 5.編集後記 =================================== 1.製品事故収集情報 =================================== ◆◆◇ ライターによる事故 ◇◆◆ ◇今回は、ご注意していただきたいライターによる事故事例をご紹介 します。 (事例1) ライターを煙草ケースに入れてテーブルの上に置いていたと ころ、発火しテーブルが焦げました。 ---------------------------------------------------------------- → 事故品のノズルレバーに、ごみが挟み込まれていたため、ノズルレ バーが戻らずに、残火となり事故に至ったものと推定されます。 (事例2)棚に入れていたライターから発火し、棚板が焦げました。 ---------------------------------------------------------------- → 事故品は未使用で、棚の中に多数の雑貨とともに収納されていまし た。ガラス戸付近の焼損が激しいことから、ガラス戸の開閉に伴って、 他の雑貨と重なり合うなどして、着火レバーに外力がかかり、発火し たものと推定されます。 ◇事例1のように、ノズルレバーにごみが挟まりノズルレバーが戻らな い場合がありますので、使った後はノズルレバーの位置を確認してく ださい。事例2のように、雑然とした棚や引き出しにライターを入れ ると、戸や引き出しを開閉時に着火レバーが押され火がつくことがあ りますので、引き出しの開閉に伴って着火レバーが押されることがな いように保管場所には注意してください。また、子どもによるライタ ーの事故を防ぐ上でも、子どもの手の届くところには置かないでくだ さい。 NITEでは、子どもによるライターの事故について、平成23年9月22日 に注意喚起を行いました。 子どもによるライター等の事故の防止について(注意喚起) http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs110922.html ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ 消費生活用製品の事故情報収集状況 ◇◆◆ (9月7日~9月13日 受付111件) NITEに通知のあった事故の傾向をみるために、上記1週間内で収集件数 の多い3製品を掲載しています。なお、事故原因については現在調査中で す。 製品名 (事故状況と件数) ===================================================== 1.介護ベッド(電動式) (誤動作43件) 2.水槽用照明器具(メタルハライドランプ) (焼損等21件) 3.ガスふろがま (火災等 4件) 介護ベッド(電動式)は、ボトム昇降機構が、スイッチ操作を行っ ていないのに勝手に動く等の事故、水槽用照明器具(メタルハライド ランプ))は、ランプソケットが焼損した事故です。 最近1週間に受付をした事故情報について毎週金曜日に以下のNITEホーム ページで公表しています。 → http://www.nite.go.jp/jiko/sokuho/index20.html =================================== 2.社告・リコール情報 =================================== ◇矢澤産業株式会社「ガソリン携帯缶」(新聞)(回収(商品交換))(2011/9/26) 当製品において、一部のロットで公的検査機関による品質承認を受けずに 出荷したことが判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2011092601.html ◇ミズノ株式会社「靴(ラグビーシューズ)」(HP)(2011/9/20)(修理対応もし くは交換対応) 当製品において、かかと部の本体甲材(アッパー)、ヒール カウンターと中底の固定用釘(タックス)が突出しているおそれがあること が判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2011092001.html ◇株式会社ニッセン「椅子」(HP)(2011/9/16)(無償改修) 当製品において、 座 面前縁部に着座し続けることで、リクライニング機能部分に負荷が かかり、座面に衝撃が加わった際に背もたれと座面の接続部分に荷重が 集中し、背もたれ部が180度以上倒れる可能性があることが判明。 【詳細】 http://www.nite.go.jp/jiko/shakoku_index/2011091601.html ■NITE社告・リコール情報のページ■ 【過去1年間の社告・リコール情報】 http://www.nite.go.jp/jiko/index4.html 【社告・リコール情報の検索】 http://www.jiko.nite.go.jp/php/shakoku/search/index.php =================================== 3.NITEからのお知らせ =================================== ◆◆◇ 注意喚起ちらしの追加について ◇◆◆ NITEで収集した事故情報を基に作成した注意喚起ちらしをホームページ に掲載しております。ダウンロードできますので、地域や社内回覧にご利 用ください。白黒印刷にも対応しております。 注意喚起ちらし追加 2011.9.27 こんな事故にもご用心(No.26) http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/data/pdf/53_goyoujin26.pdf 内容:ライター、発電機 注意喚起ちらしのホームページ これまでのチラシがご覧いただけます。 http://www.nite.go.jp/jiko/chirashi/chirashi.html ◆◆◇ ハロゲンヒーター社告・リコールのリーフレットの更新◇◆◆ 平成23年9月21日現在、NITEでリコール社告が確認できているハロゲン ヒーターのリーフレットを更新しました。お持ちの製品がリコール対象 製品ではないか確認して下さい。 お使いのハロゲンヒーターは大丈夫ですか? http://www.nite.go.jp/jiko/leaflet/data/recall_halogen_110921.pdf =================================== 4.関係機関の製品安全情報 =================================== ◆◆◇ ライターの規制等に係る経過措置期間の終了について ◇◆◆ 経済産業省(2011/9/20) 【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/2011/09/20110920003/20110920003.html ◆◆◇ 株式会社ニッセンが輸入した椅子のリコール(無償改修) ◇◆◆ 経済産業省(2011/9/16) 【詳細】 http://www.meti.go.jp/press/2011/09/20110916002/20110916002-1.pdf ◆◆◇ 電動車いす(ハンドル形)の使用に関する注意喚起について ◇◆◆ 消費者庁(2011/9/22) 【詳細】 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110922kouhyou_4.pdf ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について ◇◆◆ 消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあっ た重大製品事故について、以下のとおり公表しています。 9/27 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110927kouhyou_1.pdf 9/21 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110921kouhyou_1.pdf 9/16 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/110916kouhyou_2.pdf ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ R-Mapセミナー参加者募集(東京) ◇◆◆ 財団法人日本科学技術連盟 日科技連では、設計段階から出荷後に至るまでの「全然ライフサイクル に対応した製品安全リスクマネジメント手法」であるR-Map関連講座 を体系化して、開催しています。R-Mapによるリスクアセスメントを 『知る』・『わかる』・『使う』セミナーとして、ご活用ください。 ふるってのご参加、お待ちしています。 ▼『セット受講割引』の詳細、申込書はこちら▼ http://www.juse.or.jp/reliability/103/attachs/r-map_set.pdf ■はじめてのR-Map半日コース■ ≪“ 知る ”≫ ・はじめてR-Mapを学ぶ方に最適な入門コース。 ・製品販売後のリスク評価を中心にR-Map活用事例を説明します。 【開催日】2011年11月24日(木)13:00~17:00(東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/16073/?mail110927ps ■R-Mapを活用したリスクアセスメント1日コース■ ≪“ わかる ”≫ ・事前評価段階でリスクを「見える化」できるR-Map手法を1日で学 べます。 ・開発段階でのリスクアセスメント方法とポイントを学べます。 【開催日】2011年11月25日(金)(東京) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/16074/?mail110927ps ■R-Mapを活用した製品安全実践2日間コース■ ≪“ 使う ”≫ ・R-Map手法を実践的に使いこなすことができるようになります。 ・技術者にとって必要な「リスクアセスメント」「製品安全技術(PSE)」が 理解できます。 【開催日】2012年2月2日(木)~3日(金) 【会 場】日科技連 東高円寺ビル(東京メトロ・丸ノ内線「東高円寺」駅) 【参加費】有料 【詳 細】 http://www.juse.or.jp/seminar/16075/?mail110927ps ◆◆◇ R-Map入門者向けテキストが無料ダウンロードできます! ◇◆◆ 財団法人日本科学技術連盟 【詳細】 http://www.juse.or.jp/reliability/103/#02 ---------------------------------------------------------------- ◆◆◇ 誤使用による製品事故予防のリスクコミュニケーション ◇◆◆ 製品安全シンポジウム(大阪)開催のご案内 NPO法人日本テクニカルデザイナーズ協会(JTDNA) JTDNAでは、「誤使用による製品事故」をテーマにした製品安全シン ポジウムを大阪にて開催いたします。 【開催日】2011年10月6日(木)11:00~17:00(受付10:30より) 【会 場】メビック扇町(扇町キッズパーク3F) 地下鉄堺筋線「扇町」駅直結 【参加費】無料(どなたでも参加できますが予約をお願いします) 【チラシ】 http://www.jtdna.or.jp/PDF/2011Simposium_osaka.pdf 詳細とお申込み >> http://p.tl/Xm9U ◆◆◇ 「製品安全(PL対策)セミナー」 ◇◆◆ ~リスクアセスメント~ NPO法人日本テクニカルデザイナーズ協会(JTDNA) 消費者庁発足に伴い、コンプライアンス違反や製品事故の情報が数 多く公表されています。 「消費者庁は何をしているところだろう?」「表示・表記の対策は どこまでするの?」「リコール対策はどうすればよいのだろう?」な ど、事業者にとって悩みはつきません。 「誤使用による製品事故」についての見識を高めていただき、消費者 庁の最新動向情報、誤使用予防と表示・表記の関係、ECサイトなどの 表示違反をなくすための最新情報をお伝えしています。 【開催日・開催地】 2011年10月4日(火) 製品安全セミナー(東京) 詳細とお申込み >> http://p.tl/eKlK 2011年10月3日(月) 製品安全セミナー(仙台) 詳細とお申込み >> http://p.tl/RY0j 【参加費】無料(どなたでも参加できますが予約をお願いします) =================================== 5.編集後記 =================================== 本日(9月27日)から、いわゆる使い捨てライター及び多目的ライターは、チ ャイルドレジスタンス(CR)機能を有し、PSCマークの付いているライターしか 販売できません。CRライターは、安全性の高いライターですが、子どもに触 れさせないのが一番の事故予防ですので、ライターの置き場所に気をつけて ください。 ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ ◇事故情報の検索 NITEのHPでは、調査が終了した事故情報を検索できます。 http://www.jiko.nite.go.jp/php/jiko/index.html ◇事業者、消費生活センター、地方自治体等からの製品事故情報をご提供く ださい。 NITEでは、暮らしの中で起こった製品の事故情報を集めて調査し、その結 果を公表して製品事故の未然・再発防止に役立てています。 通知様式等は以下のホームページをご覧ください。 【通知様式】 http://www.nite.go.jp/jiko/index10.html (Word版・PDF版) 【送付先】 mailto:jiko@nite.go.jp Fax 06-6946-7280 【問い合わせ先】 mailto:jiko@nite.go.jp ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ ※このメールマガジンは配信登録いただいたメールアドレスに配信しています。 心当たりのない方はお手数ですが、以下のメールアドレスまでご連絡ください。 ( mailto:ps@nite.go.jp ) このメールマガジンに関するお問い合わせ、転載、「関係機関の製品安全情 報」欄へ掲載等ご希望がありましたら、以下のメールアドレスあてにお寄せく ださい。なお、関連機関情報の掲載対象は製品安全に関連する情報です。 ( mailto:ps@nite.go.jp ) 配信の登録や解除、配信メールアドレスの変更は、こちらから 製品安全情報マガジンHP(バックナンバーもあります) http://www.nite.go.jp/jiko/psm/index.html ・・・‥‥…………………………………………………………………‥‥・・・ 【編集・発行】 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全調査課
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe Readerはダウンロードページよりダウンロードできます。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
TEL:06-6612-2066
FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図