2019年ノーベル化学賞受賞の吉野 彰 博士がNITE大阪事業所をご訪問

令和7年11月17日(月)、国立研究開発法人産業技術総合研究所ゼロエミッション国際共同研究センターのセンター長を務めておられる吉野 彰 博士が、同センターの方々とともにNITE大阪事業所を訪問されました。吉野博士は、リチウムイオン電池を世に誕生させ、その発明の功績が称えられ、2019年のノーベル化学賞を受賞されています。

このたび、NITEで取り組んでいる、リチウムイオン電池搭載製品の安全使用に向けた広報活動や専門的な調査、また、世界最大規模の大型実験施設であるNLAB(*)を活用した大型蓄電池システム及びEVバッテリーの安全性試験評価に関する活動を紹介しました。

また、吉野博士を囲んでNITEの若手職員との座談会を行い、吉野博士から「若い頃にたくさんの失敗と反省を経験したことは、いずれ成功へと繋がる。」と、ご自身の経験も踏まえられたお言葉をいただき、若手職員にとって大いに励みとなりました。

NITEとしては、偉業を成し遂げられた吉野博士をお招きしたこの機会に、私たちの生活に身近な存在となったリチウムイオン電池の更なる普及において我々が担っている安全確保の取組の重要性に思いを新たにしました。

(*)NLAB：National LABoratory for advanced energy storage technologies